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このごろ、時代劇のテレビドラマをよく観ます。

 

お気に入りは「鬼平犯科帳」シリーズで、PM7:00のNHKニュースを外して、BSフジの犯科帳にチャンネルを合わせるのですから、そうとうの入れ込みようです。

 

悪知恵に長けた盗人集団が、狙いをつけた商家に手の者を住み込ませ、金蔵のありかや屋敷内の見取り図を作らせて、準備万端ととのえてから盗みに入るという単純な筋書きですが、悪知恵や悪の手口が勉強になるのではということを口実にして、家人に「半可くさい」と馬鹿にされながら、週に2~3度は観ています。

 

押し込みが成功して、千両箱を次々と運び出す場面が毎回のように出てきます。

 

丁度、大工職人の道具入れぐらいの大きさで、頑丈なつくりのようです。

 

そんなシーンを見ていると、昔、我が家にあった五百両箱を思い出します。

 

我が家は、相馬市の旧「鉄砲張り町」(現在の宇多川町)という場所にあったのですが、なぜか、丈夫な木製の五百両箱がありました、

 

もちろん、中味は空っぽで、子供のおもちゃ箱代わりに使われていました。

 

五百両は現在価値にするといくらぐらいになるのか、インターネットで調べてみました。

 

直接、比較できる統計数字はないわけですが、米価や大工の賃金等で推定すると、約20万倍、つまり江戸中期の五百両箱は、現在価値で約1億円ということです。

 

母親から聞かされていたことでは、我が家のご先祖様は、相馬藩の鉄砲鍛冶だったそうで、名字帯刀を許された「名家」だったということです。

 

そういえば、刀もあったと記憶しています。敗戦後、マッカーサー占領軍の命令で、刀は召し上げられたようです。

 

旧鉄砲張町(鉄砲を作る作業を鉄砲を張ると表現したようです)一帯が、ご先祖様の屋敷兼作業場だったと聞いていました。

 

だとすると、かなりの資産家だったのかもしれませんが、祖父の時代は町中の普通の商家でした。

 

せめてご先祖様の形見の五百両箱を大切にしておけば・・・と、今にして思いますが、中味が空っぽの箱などいつのまにか所在不明となってしまいました。

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地元紙の記者だった友人から、主催する勉強会の運営について相談を受けたことがあります。

 

参加メンバーの選び方と、講師・テーマの選定についてでした。

 

講師とテーマについては、主催者である友人の力量と経験・人脈が問われることであり、私は何も助言しませんでした。

 

参加メンバーについては、人数にこだわらずに、自分の頭でモノを考える人、しかも、本音でモノを言う人に限った方が、面白い勉強会になるのでは・・・とアドバイスしたことがあります。

 

その時に私の頭にうかんだことは、世の中には自分の頭でモノを考えない人がいかに多いかということでした。

 

「学校秀才」「試験成績優秀組」といわれた人は、世の中にゴロゴロいます。

 

でも、なぜか、世に出てはパットしない人も少なくありません。

 

教科書レベルのことを頭につめ込み、暗記さえすれば、学校時代はそれなりに「通用」するのでしょうが、世の中では、ほとんど役に立ちません。

 

正規の学校教育・高等教育を受けなかったのに、しっかりと自分の頭でモノゴトを考え、世の中の変化や人間の心を理解して、自分の力で世の中を堂々と生きている友人・知人も私の周りに多くいます。

 

特に、自分一代で会社を興し、発展させた経営者に共通していることは、自分の頭でモノを考えるという点です。

 

「学校教育が画一主義に陥っている」「全国共通センター入試制度が教育をダメにした」「偏差値中心主義が大問題だ」「思考力を育てない画一主義」と「価値判断の排除」こそ問題・・・。

 

問題点は数多く指摘されています。

 

世の中が大きく変化し、偉い人や国を信じていれば何とかなる時代がとっくの昔に終わっていることは分かっていながら、どうすれば良いのか分からない。

 

自分の頭で考えぬく、自分の理解できない世界のことは、信頼できる友人・知人を質問ぜめにする・・・。そんな覚悟を時代は求めているのではないでしょうか。

本業のエレクトロニクス事業の不振が続くなか、このほど、ソニー本社が不動産仲介・管理事業への本格参入を発表し、8月から営業を開始しました。

 

保険・介護などの有望分野へチャレンジし、一定の実績を上げると同時に、自動車保険では走行距離に応じた保険料の設定など、業界に新風を巻き起こしたことは広く知られています。

 

新技術・新分野にチャレンジする「ソニー・スピリット」は、不動産仲介業界にどんな新風をもたらすのか、期待と不安の眼差しで業界関係者で見守っています。

 

ソニーの発表によれば、既存の不動産仲介業界に新しいビジネスモデルを持ち込み、消費者利益を新たな切り口で開いていく。不動産業界の顧客満足度ナンバーワンを目指す、とのことです。

 

ソニーの関係者によれば、「日本の不動産取引は、仲介業者の担当者が売り主と買い主の双方の窓口を務めるのが主流。利益相反の関係となるが、うまく立ち回って双方から手数料を得るために、自社の顧客同士での成約(その裏返しとしての物件情報の囲い込み)しようとする傾向が強い」とされる。

 

ソニー不動産のビジネスモデルは、こうした悪しき商慣習をゼロベースで見直す。売り主と買い主にそれぞれ専任の代理人(仲介業者)を立て、米国流の新しい仲介業の仕組みを導入する。

 

手数料も一般的な「3%+6万円」という「料率」ではなく、サービスに応じた「金額」で算出するなどわかりやすくし、仲介手数料も数十万円安くできるという。

 

ソニーが不動産仲介業に目をつけたのは、仲介業者と消費者の間で情報格差が大きいこと。それに加えて、IT(情報技術)化も遅れているという業界の旧い体質だったようです。

 

天下のソニーが「顧客満足度NO.1」を目指して仲介業界に参入することは、消費者にとっても、仲介業界にとっても、大いに歓迎すべきことです。

 

理由の一つは、両手取引・物件の囲い込みという業界の旧い体質を一掃する動きを加速させるからです。

 

二つ目の理由としては、ソニーが社内に蓄積した情報技術を仲介業の効率化や透明化に生かすことで、仲介業界のインターネット活用が一層進むと予想されるからです。

 

老婆心ながら付け加えれば、生涯一度の高額な買い物である「不動産取引」はネットや情報技術だけで完結するものではなく、「実店舗」での「安心サポート」「身内のつもりでお世話をします」という「おもてなし」が何よりも大切だということです。

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プロフィール
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高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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