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我が国の起業・創業率が廃業率を下回るようになって約30年になります。

 

出生者数が死亡者数を下回れば人口が減少するのは当然の帰結ですが、企業の場合にも当てはまる「法則」です。

 

法人・個人を含めた、中小企業の企業数はここ3年のあいだに毎年116,000余り減少しています。

 

国レベル・政策レベルの対応策は別として、個人・企業レベル・意識レベルの問題として、トライ&チャレンジについて考えてみます。

 

企業経営の現場では、「トライ」は日常的な「試行」であり、結果としてのエラーは錯誤として許容範囲内のことです。

 

チャレンジはどうでしょうか。トライよりやや重く、企業戦略にも関わる「意思決定」という意味合いも含んでいるようです。

 

そういえば、東芝では、「チャレンジ」は「売上数字のカサ上げをうまく考えよ!」という社内隠語だったようです。

 

新しいプロジェクトの開始や新分野の開拓こそが、真のチャレンジだということは、世の中の常識のはずですが、世界の東芝は、原発事業での世界制覇という「悪夢」に惑わされたのか、1F事故のタタリなのかは分かりませんが、「チャレンジ」で大失敗をしでかして、敗者の道しか残されていないようです。

 

個人レベルでのトライとチャレンジではどうでしょうか。IT技術を中心とした第4次産業革命・日常生活の大変革は、いま正に現在進行形です。

 

人口構成の超高齢化も視点を変えれば、ビジチャンスです。歴史的に見れば、高齢化社会の最先端を走っている日本が、来るべき世界の高齢化時代に貢献できるコト・モノ・ノウハウは少なくないはずです。

 

やや大げさに言えば、毎日がトライの連続であり、試行(錯誤)は日常茶飯事だと思えば気は軽くなります。

 

トライした結果の大部分はエラー(小さな失敗)であり、大ヒットはメッタにありません。問題はエラーの数の多さではなく、一つひとつのエラーから何を学びとるかです。世にいう、「失敗は成功の母」なる言葉の意味はこんなことを言っているのだと理解しています。

 

チャレンジについて考えてみます。

 

大学入試・就職試験・資格への挑戦・起業開業・新規プロジェクトや新分野の開拓・・・いずれもチャレンジ精神やフロンティアスピリッツが背中を押しているからこそできることでしょう。

 

戦略的な思考を深め、経験を積み重ね、失敗の際の備えなしにチャレンジすることは「無謀」レベルのことです。しかし、なぜか、省みれば、「無謀」としかいいようのないチャレンジが、世の中では、成功物語・伝説として多く残されているように感じます。「成功物語」こそが、俗界・世間受けがよいからでしょうか。

 

学生起業家や卒業してすぐに会社を立ち上げる・・・などが一部でもてはやされる風潮がありますが、大いに疑問です。トライに毛のはえたレベルの企画が、たまたまヒットしたということが「成功物語」として語られているとしか思えません。

 

時代の変化や世の中の潮流を深く分析し、対応能力に磨きをかけながら、トライ&エラーを繰り返し、大きな目標にチャレンジする機会の到来を待ち伏せする・・・。

そんな姿勢こそが、時代が求めているチャレンジ精神ではないでしょうか。

 

追伸

 

飲食業界は、起業・開業のビジネスチャンスにあふれている業界とみます。セントラルキッチンで作った食材を、アルバイトに毛の生えたレベルのスタッフが、マニュアル通りに「調理」するだけの全国展開のチェーン店などは、スキマだらけの業態・ビジネスモデルであり、腕を磨いた個人店主は十二分に対抗できます。学歴など全く通用しない世界です。

 

トライ&チャレンジの姿勢とフロンティアスピリッツさえあれば、十二分に勝機のあるフィールドと思えます。

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 テレビ・ドラマはほとんど見ないのですが、BSフジが(月)~(水)7pm~で流している「鬼平犯科帳」は時々観ます。

 

 数か月前に観た番組の中で、二代目中村吉右衛門が演ずる「鬼平」こと長谷川平蔵のセリフに「「・・・人間にとって、時の流れほど強い味方はないもんだ・・・」という言葉がありました。

 

 何かピンとくるものがあって、そのセリフを手帳に書きとめておきました。なぜピンときたかというと、23年前に、「時間を味方にする」( http://www10.plala.or.jp/tika-infre/jikanmikata.html )というコラムを不動産鑑定士の業界誌に載せたことがあったからです。

 

 「将来のために、今の時間を使う。・・・時間の経過につれて、展望は開け、末広がりに・・・」といった内容のコラムでしたが、今でも、その生き方、時間とのかかわり方は正しいのではと思っています。

 

 23年前ですから、インターネットはほとんど普及していませんし、検索エンジンそのものが存在していませんでした。

 

 その時代に情報を集め分析するには、新聞・雑誌・書籍で調べたり、直接人に会ったり、現地を訪ねたりする以外に方法がなかったわけです。

 

 「鑑定のひろば」という不動産鑑定士協会の会報に記事を書いたきっかけも、定期購読していたエコノミスト誌の記事でした。

 

 同誌の創刊70周年を記念して、「エコノミストと私」という特集が企画され、私の記事が掲載されました。( http://www10.plala.or.jp/tika-infre/ekonomisuto.html )

 

この記事を目にした「鑑定のひろば」の編集担当だった不動産鑑定士が、私に「鑑定のひろば」にも何か寄稿してほしいとの連絡があり、「時間を味方にする」というコラムを書いたわけです。

 

 ネットが普及していない時代には、雑誌や書籍が主な発信手段であり、それを目にした読者が手紙や電話で連絡し会うというのが普通だったわけで、今と比べるとまったく不便だったわけです。

 

 ネットが普及した今の時代は、ツイッターやFacebook・ホームページなどでの発信・交流はあたりまえであり、既存のメディアは長い目で見れば「大苦戦」を強いられることはまちがいないでしょう。

 

 犯科帳のセリフで古い記憶が呼び覚まされて、「時間を味方にする」というキーワードでYahoo検索をしてみました。最初のページに載っていたのは以下の記事です。

 

1)時間を味方にするのショッピング検索結果(1,040件)

 

2)時間を味方につける記事一覧 小さな組織の未来学―nikkei BPnet

 

3)「時間」を味方に引き入れるための7つの思考法―ガベージニュース

 

4)時間を味方につける、という考え方―あやえも研究所

 

5)時間を味方にするの商品検索結果

 

6)なぜあの人は「時間」を味方につけることができたのか(一般書)

 

7)時間を味方にするのヤフオク!検索結果(2件)

 

8)時間を味方に一億|生涯収入5億円倶楽部

 

9)時間を味方につける投資法|生涯収入5億円倶楽部

 

10)時間を味方につけると、子どもの学費までもチャラになる

 

11)時間を味方にする

http://www10.plala.or.jp/tika-infre/jikanmikata.html


10数年前に不動産鑑定士として独立開業することを決意したときに、上司から、組織を 離れることの困難さをさとされた。むろん、好意からの言葉ではあるが、いささか反発を 覚えながら、自分は、時間を味方にした生き方をして来ましたから、たぶん何とかなるで・・・

 

12)横山光昭の名言|時間を味方にするー名言DB|リーダーたちの名

 

13)時間を味方につける長期積立投資は今すぐ始めるべき!

 

ヤフー検索で何と約125万件と表示されました。10数年前にHPを作成し、「時間を味方にする」というコラムをupした時は、ほとんど検索表示はなかったと記憶しています。

 

この125万件余りの検索結果から二つのことを学びました。

 

一つは、キーワードに関連する商品広告の表示が目立つことです。今はやりの「情報汚染」というか、昔風に言えば「商業主義に毒されている」ということでしょうか。

 

二つ目は、「時間を味方にする」という言葉や理念が世の中に広くゆきわたってきたということです。

 

経営理念・投資スタンス・人間の生き方などに関連した著作やコラムが目に付きます。

 

「時間を味方にする」「教」の元祖だと思っていた私のコラムは何と11位につけているにすぎません。

 

125万余件の検索結果の11位なのだから、・・・「まあーいいか」ということでしょう。

 

負け惜しみでいえば、・・・・・・内容的にはダントツの1位だと思うのですが・・・。

 

このコラムがupされて、(1週間後に)はたして何位に入るか・・・、楽しみでーす。

 

 

 

 

 

 

 50年余にわたり、起業・創業についてない知恵を絞り、数多くのアイデアを検討し、図上演習(シミュレーション)をくり返し、実際に3社を立ち上げ、今現在、5つのビジネスを継続しています。

 

 本業である不動産鑑定事務所を35年前に立ち上げ、周辺業務として補償コンサル業、不動産仲介業にも幅を拡げ、関連業務として「海外相続人所在不明者調査」業務も手がけています。

 

 縁あって、ISO認証取得を支援する「東北環境技術」社の立ち上げに参画し、15周年となりました。

 

 いずれも、人的資源・知的本を元手としたサービス業です。

 

 資金・資本もなく、経験も少ない、普通の人が起業・創業できるのは、元手と技術が求められる物づくり=製造業ではなく、チエと熱意とチャレンジ精神さえあれば何とかスタートできるサービス業ではないでしょうか。

 

 「すまじきものは宮仕え」という言葉があります。型にはまって自分の思い・志は胸の奥にしまい込んでひたすら上のために働くといった意味の「寄らば大樹の陰」の正反対の言葉です。

 

 幼少の頃から、母親によく聞かされた言葉です。学校教育を終えれば、サラリーマンになるのが普通の人生であった(今でも大部分はそうですが)時代に、「すまじきものは・・・」と子供の前で口に出す母親の心境・真意は、今でもよく分かりません。

 

 おそらく、自分の本当の思い・本音を、ポロリと口に出した・・・、あたりが真実でしょうか。

 

 加えて、国立大学で通信工学を学び、神奈川県内の通信機器メーカーに就職していた義兄の生活を見聞きするなかで、普通のサラリーマンにはなりたくないな・・・との思いを強くしていました。

 

 貿易商社、建設会社、業界団体と転職をしながらも、いつかは、独立して自分で会社を興したいとの思いは強くもっていました。

 

 業界団体に在職中に中小企業診断士という経営コンサルタントの入門レベルの資格を取得したのも、そんな思いの表れだったのでしょう。

 

 この資格は、外部に向かって経営のコンサルをしたというよりも、自分に対して、起業・創業のために何をすべきかを教えてくれたという意味で、大きな役割を果たした・・・と、今では思っています。

 

 サービス業で起業する・・とはいっても、実は簡単なことではありません。「何でもやります・・・、便利屋です」といった切り口で起業するケースをよく見かけますが、永続きした例は少ないようです。

 

 堅実な手法は、弁護士・会計士・税理士・司法書士・土地家屋調査士・不動産鑑定士というような資格試験に合格し、経験を積んでから独立開業するという道です。

 

 いわゆる士業(資格サービス業)は、資格を取得するまでが難関であり、この段階で断念するケースが大部分です。

 

 今は、難関を突破しても、経験を積み、修業する場を確保するのも容易ではない時代です。

 

 つねづね、サービス業の起源・原点は何なのかについて考えてきました。

 

 サービス業とは、一言でいえば、対価を支払ってくれる人に「満足」してもらうことにつきます。「お売りするのは満足感、モノではありません」(http://www10.plala.or.jp/tika-infre/manzokukan.html)というコラムを商工会議所の会報に載せたのは20年程前のことです。

 

 相手に十分に満足してもらった上で、その対価として、それなりの料金をいただくということは、決して生やさしいことではありません。

 

 まず、相手が何を求めているのか、どんな悩みや困りごとを抱えているのかを、理解することが第一歩です。

 

 その上で、その悩みや望みに応えられる対応策やサービスが求められるわけです。

 

 宗教については、本格的に勉強したこともないし、まったくの門外漢であった自分でも、ビジネスという切り口から宗教を考えさせられる機会は少なからずありました。

 

 高額な壺などを押し売りする霊感商法で名高い○○統一教会や、「財務」活動として多額の寄付を求める○○学会の布教活動等は、ビジネスの起源と関係がありそうです。

 

 関心をもつ⇒好感を抱く⇒ファンになる⇒信じこむ⇒信者・門徒となる⇒総てを捧げる・・・サービス業の原点であり、サービスのブランド化と共通点は多いようです。

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高橋雄三
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職業:
不動産鑑定士
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