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5年前から連載を続けていた「ネット不動産フロンティアノート」がこの度(株)にじゅういち出版社から刊行されました。

 

書名は、

地方都市での「ネット不動産成功術」 ―キーポイントは「メール営業」―

という長い題ですが、内容は簡潔に分かりやすくまとめたつもりです。


 

主として、不動産仲介業を営む業者向けに書かれた本ですが、一般の方々が、不動産業界の実情を知り、まじめで良心的な業者を選択しようとする場合にも大いに参考になる内容を多く含んでいます。

 

不動産仲介部門を立ち上げて9年、ホームページ・インターネット経由に特化して5年の経験をまとめたもので、出版社のプロの編集者の協力のもとで、1年がかりの仕事でした。

 

このコラムの読者の皆様方にもぜひお読みいただきたいので、先着20名に限り無料で差し上げることに致しました。

 

メール(takakan@topaz.plala.or.jp)なり、郵便なりでお申し込みいただければ、送料当方負担でお送りいたします。

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憲法第9条をめぐって、議論が盛んになっています。

 

「9条を守る会」が各分野や各地域で結成されています。第9条は国家・国民・民族の多大な犠牲の「結果」として手に入れたものであり、今の時代にあって、9条を守る運動の意義は大きいとの主旨なようです。

 

自分も、30年程前までは、日本国憲法第9条が持つ積極面を高く評価していました。

 

しかし、現実の世界をリアルに見ていると、「国家・国民が憲法第9条を守りさえすれば、憲法9条は国家・国民を守ってくれるのか?」という大きな疑問が生まれてきました。

 

率直に考えれば、すぐに解ることですが、実際に国を衛る・国民を護ることができるのは、憲法や法律の条文ではなく、実力装置・実行部隊としての軍隊や警察です。

 

国家・国民が当然の権利として有する、自然権としての「自衛権」の解釈や適用をめぐって、大いに議論がなされるのは、遅きに失した感はありますが、大変良いことではないでしょうか。

 

憲法の条文そのものが、直接的に国民を衛ってくれるものではないことは、自明の理ですが、9条の制約・歯止めがあったからこそ、自衛隊の海外での「武力行使」が不可とされたことも、また、厳然たる事実です。

 

その意味では、9条の存在そのものが、ベトナム戦争や湾岸戦争・イラク戦争・アフガン戦争に日本の自衛隊が直接参戦することを防いでくれたわけで、結果として国民が紛争・戦争に巻き込まれることから護ってくれたといえます。

 

国防論や軍事問題を考える際に大切なことは、わが国が現在置かれている「現実」を直視し、「現実」をリアルに分析・検討することが議論の出発点だということです。

 

自分は、福島県内を主なフィールドとして40年近く不動産鑑定士の仕事をしてきました。

 

自分の置かれた現在の立場・経験・専門的能力を生かして、原発被災者や被災地のために何ができるか、何をなすべきなのかを、考え、実行することが、自分に与えられた使命であると自覚し、これからの人生を生きると胆を決めています。

 

そんな思いから、2年程前から「原発賠償を考えぬく」というコラム(http://www3.plala.or.jp/kantei/baisyo23.html)を23回にわたり書き続けています。

 

途中から、本来のテーマ・被災地の不動産賠償・評価からはやや外れるのですが、原発の再稼働を何としても止めさせるためにどうすれば良いのかという問題にまで視野を広げて書き進めています。

 

前々回の本音のコラム(2014-4-17)でも取り上げたテーマ「地政学・国防論からみた原発再稼働」についてさらに掘り下げて、書いたつもりです。

 

個別的自衛権・集団的自衛権の議論の前に、狭い日本列島に、54基もの原発を立地・稼働させることの危険性について「警鐘」を鳴らすのも自分の使命ではないかと信じるからです。

 

さらにつけ加えるならば、もし、「解釈改憲」で自衛隊の「海外派兵」が可能になり、実際の戦闘に巻き込まれて多数の戦死者が出るような事態が起きれば、「自衛隊への志願者が激減してしまい、憲法を改正して、『徴兵制』をせざるを得ないことになる・・・」との元防衛庁幹部の発言の重みをかみしめているところです。

この半年余りの間に、物件の持主・売主様から相談や売却依頼を受けていた5件程が立ち消えとなりました。

 

当たり前のことですが、当社は、売却の相談や依頼を受けた時には、売却の目的・事情・希望金額・タイミング・物件の利点と欠点……について、時間をかけて、何回も話し合いをさせてもらっています。

 

そんななかで、売主自身も気がつかなかったことがらが見えてくることもあります。

 

通常の場合、物件(家や土地)を購入するのも、一生に一度の経験ですが、売却するのは二世代に一度、三世代に一度というケースが多いわけです。

 

ご先祖様から引き継いだ不動産を自分の代で売却するのは、かなりの覚悟が必要であり、関係する親族や家族からも異見がでるのが普通です。

 

当然、迷いもでてくるし、悩んだりもします。

 

そんな時、当社では、時間をかけて、悩んだり・迷ったりする売主様と一緒に考え、チエを絞る時間を持つことにしています。

 

その結果として、売却を止めたり、先送りしたりすることが多くなるわけです。

 

仕事の効率から考えれば、売主の決断を迫り、早期売却を実現した方が、仲介手数料も確実に入るし、時間もかけなくてすむわけですが、そんな仕事の進め方が良いとは考えていません。

 

一生に一度有るか無いかの体験、しかも、高額な売り物の経験をするわけですから、迷って当然、悩むのは当たり前ではないでしょうか。

 

そんな、お客様の心に寄り添ってサポートするのが、仲介業者としての誇りであり、生きがいだと愚直に信じて仕事をしています。

 

書生論、「武家の商法」なのかもしれませんが、長い目でみれば、お客様の身近で仕事をする、「身内のつもりでお世話をします」というビジネスモデルが間違っているとは思えません。

 

相手の弱味につけ入る、相手の無知や未経験を「悪用」するようなことは、「サムライ」は無論のこと、普通の商人でもできないことのはずです。

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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
自己紹介:

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