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わが国は、まだまだ「学歴社会」だといわれています。その人がどんな仕事を経験し、仕事を通じてどれほどの経験やノウハウを蓄積してきたかという「人間の真価」実力を問うのではなく、どの大学を卒業したかでその人の「評価」を決めようという風潮が社会の一部に根強く残っている社会だといわれているわけです。
 
 「学歴」と「学力」、「実力」の問題は、社員を採用するに際して常に頭を悩ます問題です。最高学府を優秀な成績で卒業したということは、中学生、高校生の時に受験勉強に集中し、受験生としての学力を身に付けたので、一流といわれる大学に合格できた。大学でもそこそこに勉強したので「優秀な成績」で卒業できたということであり、それ以上でもそれ以下でもないと考えています。
 
 「学歴」は一定レベルの「学力」を証明し、保障するものではありますが、世の中で仕事をする際に最も必要とされる「実力」とはあまり関係がないと言い切っても良いと、この年になってようやく分かるようになりました。
 
 学校教育の中で身に付ける「学力」はもちろん大切ですが、それより大切なのは、仕事を通じて学び、人を通して学び、世の中の仕組みや人の心をしっかりと理解する力、「実力」ではないでしょうか。
 
「学歴社会」の優等生は、実社会に出てからも学び続けるという姿勢に欠ける人が多いようです。友人、知人にも少なからぬ学歴社会の優等生がいます。公務員や「一流会社」を退職した今となっても、「学歴」にこだわった生き方をしている人が少なくないようです。「学歴社会」は昔の優等生にとってはよほど居心地のよい世界のようです。
 
 不動産の世界は実力の世界です。学歴などは全く通用しません。もっとも、不動産三田会(慶応)、不動産稲門会(早稲田)、不動産白門会(中央大)…の組織もあり、大いに「活躍」しているとは聞いていますが、同業者の情報交換の場のようです。
 
 不動産に限らず、ビジネスの世界は「学歴」でメシが喰えるほど甘いものではありません。特に不動産に関わる仕事は、海千山千の強者がぞっくりと揃っている世界での勝負です。
 
 法律の知識、経済の先行きについての予測、世の中の移り変わりについての見通し、仕事を通して身に付けた幅広い「学力」や力強い「実力」が求められる世界、それが不動産の世界だとつくづく感じています。
 
 同業者は、海千山千の強者揃いですが、お客さまは、この世界は初めてという方が大部分です。せいぜいアパートの賃貸で不愉快な思いをしたことがある程度の「経験」しか持ち合わせていないお客さまが多いようです。
 
お客さま自身が強者揃いの業界の中に分け入って、仲介業者と対等以上に渡り合わなければ、納得のいく土地や建物は手に入らないというのも厳然たる事実です。
 
私どもは、このような世界にお客さまが入ってくる時の「道案内」、お客さまの住宅取得の「コンシェルジュ」を目ざしています。やりがいのある「実力の社会」、「実力の世界」でがんばりぬく覚悟です。
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高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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