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人類が誕生したのは650万年前だとも100万年前だとも言われています。その頃の陸地は木々に覆われていたと推定されています。木々を焼き払い、あるいは切り倒して畑とし、そこに種を植えて作物を育てるという農業を知らなかったわけですから陸地はすべて森だったといってもまちがいはないようです。そんな森の中でわれわれのご先祖様は何百万年も生活してきたわけですから、私達のDNAには「森に住んでいた」時の生活歴がしっかりと刻み込まれているわけです。
 
 仕事がら、県内各地を車で巡ることが多い日々を送ってきました。そんな時によく思ったことですが、なんでこんなに山奥の不便なところにまで人間は住んでいるのかと不思議でした。多分、先祖代々木こりなどの山仕事で生活してきたので、山奥の生活から離れられないのだろうぐらいに思っていました。
 
ところが、この10年ぐらいのあいだに私の知り合いが2人とも森の中にログハウスを建てて住み始めました。いずれも首都圏で育ち、仕事も東京中心の生活を送ってきた人です。
 
 幾度か訪ねましたが、ログハウスにも人を引きつけるものを感じましたが、落葉樹の森には何か強く引きつけられるものを感じ、ホットするような安心感も覚えました。私のDNAにも人類が永く森に住んでいたころの記憶がしっかりと刻み込まれているのでしょう。
 
 そういえば、クリ拾いや山菜採り、あるいは海や川での魚釣り、潮干狩りなども人類が永いあいだ生活の糧を得るために体験してきたものであり、そのDNAが人々を夢中にさせるのでしょうか。
 
 人間は火との関わりでも特別な憶いがあるようです。囲炉裏を囲んでの団欒や、たき火を囲んでの語らいの憶い出は今では野外キャンプなどへ人々をかり立てる大きな動機になっているようです。
 
 暖炉や薪ストーブのある生活、建物は森の中のログハウス、加えて手頃な広さの家庭菜園、これが団塊の世代の退職後の理想的な生活スタイルの一つだそうです。
 
 自分も30年ほど前から、暖炉や薪ストーブの本や資料を集めています。暖炉のある住宅は10軒以上も見学しています。しかし、まだ実現していません。先立つものがないということと、街の中の住宅と暖炉は何かミスマッチの感じがするからです。機会とお金があれば、裏磐梯あたりで暖炉のあるログハウスを手に入れ、夏は標高800mの高原で森と湖に囲まれた生活を楽しみ、冬はスキーと檜原湖でのワカサギ釣りができるような日々を夢みています。
 
 そういえば、標高600mの高湯平の別荘地で本格的なログハウスが1,450万円(築後17年、土地267坪、建物63坪)が売りに出ています。暖炉付ではありませんが、薪ストーブは設置可能です。
 
 今回のコラムも最後はコマーシャル・メッセージになってしまいました。お許し下さい。
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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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