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物件購入を決めるにはかなりの決断力が必要です。賃貸の場は、一定の期間だけ住む、嫌なら引っ越せばよいわけで、ある程度気楽に考えられますが、売買ではそういうわけにはいきません。一生のうち、一度か二度の高額な買い物です。物件探しを始めてみると分かることですが、数は多くあると感じるのですが、自分の希望条件に合う物件はほんの一部です。希望に合いそうな物件かなと思って、現地で確かめてみると何かピタっとしないケースが多いのではないでしょうか。
「何かピタっとしない」この感じは大切です。一生住み続けることを前提に物件選びをするわけですから、ピタっとする、ビビっとくる物件に出会えるまで探し続けることは大切な要素です。問題は、価格、予算ではないでしょうか。理想とする土地を探し出し、夢を満載した家を建てようとするとたちまち予算はオーバーしてしまいます。年収の4倍までという経験則はやはり大切です。特にこれからの時代は右肩上がりの経済は期待できないわけですから、背伸びは禁物です。以下は、価格、予算の問題は一応クリアーしたとして、話を進めます。
希望条件に合う物件は見つかった。予算の範囲内に納まりそうだ。しかし、何か引っかかるものがある。しかも、その「何か」がなんであるかよく分からない、そういう場面を多くの人が経験します。当然のことです。初めて体験する大きな買い物です。一生そこに住むことになるはずの買い物です。しかも、自分が気に入った物件は、他の人も気に入る確率が高いわけですから、早く決めないと買い損ないそうです。「決断力」が求められる場面です。長い人生のあいだには「決断」しなければならない場面も少なくありません。
病気との対決=難しい手術もその一つといえるでしょう。30年程前のことです。妻の母親(当時60才)が肝臓ガンの疑いで入院した時のことです。60才という年齢からいってリスクは高いが手術をするか、経過をみながら治療を続けるかの判断を担当医から求められました。妻と私は相談することもなく即答しました。「自分の母親が同じ立場に置かれたらどうしますか」と担当医に聞いたのです。担当医は少し考えたうえで「細心の注意をしながら経過をみます」「手術はしません」という答えでした。妻の母は90才を過ぎて今も元気に暮らしています。
病気への対応は命にかかわる問題です。不動産との対応はその人の生活に深くかかわるという意味ではやはり大きな問題です。そんな大きな問題にかかわる時、信頼して相談できる、買う人の立場に立って本当のアドバイスができる、そんな仕事をするために三年前に不動産事業部を開設しました。
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高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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