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70有余年、「我以外、総て師」として生きてきました。
 
結果として、多くの人に出会い、多くのことを学んできたと、つくづく思います。
 
世の中からは、嘘つき呼ばわりされる人との付き合いも少なくありませんでしたし、今でも、たまには、お付き合いしています。
 
人が嘘をつく理由・原因は、その動機・目的から4分類できそうです。
 

(1)積極的に、最初から、相手を騙すつもりで嘘をつく人。これに金銭的な目的、経済的利益が加われば、詐欺師であり、犯罪行為です。

 

(2)積極的に、自分から仕掛けるわけではないが、追いつめられたりして、言い逃れのために、結果として嘘をつく人。借金取りから等の言い逃れのために、少なくない人にみられる言動ではないでしょうか。

 

(3)動機は善意だが、結果として相手に「嘘」をついたことになる人。会社を2回も3回も倒産させ、世の中からあまり信用されない人が、少しでも「借りを返す」目的でオイシソウな話を持ち込んでくるケースが少なくありません。「千三つ」といわれる不動産業界では珍しいことではないようです。

 
善意からスタートするのですが、力不足・準備不足・調査不十分・金力不足等々で、結果として嘘となってしまうことは少なくありません。
 

(4)希望・願望レベルの嘘をつく人。これは、小児性虚言癖の一種で、幼児や子供にとっては、成長する過程での心理現象でしょうが、大の大人になっても卒業できない人もいるようです。世にいう「ホラ吹き」の類いでしょうか。

 
 いずれの型の嘘をつくにしろ、嘘をつくには必ず目的があるわけです。本当のこととしては言えないことを、それを嘘として表現することで、本当の目的を達成しようとする、といった、複雑な心理戦が人間社会には多々あるようです。
 
日銀の白川前総裁は辞任するに際して、自分が進めた金融政策について「歴史の審判に任せる」と自信に満ちた静かな口調で述べていたのが強く印象に残ります。
 
民主党政権時代から、「デフレ脱却のためには何でもやれ!」「国債をもっと買え!」との圧力を受け続けていましたが、実際にはほとんど実行しなかった
(?)わけです。
 
 インフレ目標1%を目ざします。55兆円(5%)の資金供給を増やします。と口では約束しても、本心では、そんなことをしたら大変なことになる、日銀は通貨の安定こそその本分であり、時の政権に阿(おもね)ることは決してしないということだったことがよーく分かります。
 
 安倍政権に対しても、心にもなく、2%のインフレ目標を約束していました。結果として、本心でないことを言う、自分の心に反することを言う行為は、自分に嘘をついたことになるわけで、その時の白川総裁の表情に「本心ではない」ことが現れていました。
 
 主役交代で、黒田総裁は、「何でもあり」の路線を進んでいます。日銀が「景気回復ええじゃないか」の踊りの輪に加わるだけでなく、音頭取りの役割まで引き受けて、本当にええのでしょうか。
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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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