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 新しい年が明けました。皆様方はどんな年末、年始をお過ごしになりましたか。私は巣にこもって、昨年読んだ本の中で、再読、精読すべく選び出した本を3冊ほど読み込みました。100年に一度の激変、大津波という認識はもうあたり前となりつつありますが、問題はこんな時代をどう生きるか、正確にいえば「どう生き残るか」ではないでしょうか。
 
 ピンチ(危機)はチャンス(機会)という言葉も多く聞かれます。単なる語呂合わせではない、知恵やノウハウが含まれているように思われます。恐らく、今年も「想定外」のことがらが次々と続く一年になるのではないでしょうか。経済界も政界も、そして身近な仕事レベルでも。
 
 そんな時代の対処の手法、生き方として「最悪の事態」に備えるという対応が、少なくともシミュレーションの一つとしては求められているのではないでしょうか。年末、年始に選んで読んだ本もそんなテーマが中心でした。お正月でもあるので、明るいテーマ、未来志向の側面からご紹介します。
 
 それは予測される厳しい事態、その現実をチャンス(機会)ととらえるにはどうすればよいかということです。まず、恐ろしい現実に腰を抜かしたり、目をつぶったりする人はエントリーする資格がありません。巣にこもって、フトンを被って寝ていて下さい。何が起きても逃げ出さず、現実をしっかりと見据え、自分の頭で考えて、考えて、考えぬく人のみが、チャレンジできる、ある意味では「面白い」時代が始まったのではないでしょうか。その理由は以下の三つです。
 
① 皆が同じスタートラインに立つチャンスを持てる可能性が高まること。
つまり、既存の体制、秩序、資産、経験などの価値が一旦ゼロとなり、再スタートの時は、多くの人に機会が与えられるということではないでしょうか。
 
     未知の分野、未開の分野への挑戦が可能となること。
今の危機は、100年に一度、水野和夫氏によれば500年に一度の「歴史の峠」越えが求められているということのようです。これは見方を変えれば、未知・未開の分野にチャレンジするチャンスを神様が与えて下さっているともとれます。勇気をふるい立たせ、挑戦するに値する時代であり、テーマではないでしょうか。
 
③ 人の全能力、総合力が試される時代。激動の時代に求められる力、能力は何でしょうか。
経済力(資産力)や学力だけでないことは確かです。激動の時代には、資産価値も激変します。株式、債券、貨幣(外国通貨を含む)などのペーパー資産は安全資産とは云い切れません。ましてや国債などは、国が財政破綻すれば、紙切れになることは、ロシアやアルゼンチンの例をみるまでもなく明らかです。ゴールドや不動産などの実物資産は下振れリスクはあるものの、比較的安全な資産といえるでしょう。
学力はどうでしょうか。受験に強く、高学歴といったレベルの学力が通用しないことは、これから一層明らかになるでしょう。語学力や法律、会計、製造技術、医療技術などの専門分野で実務・実技に裏づけられた専門的知識や実務能力を有する人は、どんな時代でも生き残る力は強いはずです。しかし、これだけでは時代を切り拓くことはできません。単に生き残るだけでなく、事業を伸ばし、地域を発展させるために今求められている能力は何でしょうか。それは体力、気力、知力、胆力、先見力、信用力、金力・・・の総合力ではないでしょうか。それにしても「面白い時代」の幕が開いたようです。
 
・・・少しはお役に立つ点があったでしょうか。
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 人種差別、身分差別、男女差別、就職差別、…差別という言葉は、不当な…、不合理な…という意味で使われるのが一般的です。ところが、企業経営や経営戦略の世界では、「差別化」こそが生き残り策であるとして、むしろ奨励され、その具体策が論議されています。
 
 云うまでもないことですが、身分、階級、民族、性、病気、障害、…等による差別は、「本人の努力によってはどうすることもできない事柄で不当な扱いをすること」であり、人権意識の高まりとともにその不当性についての認識は広く理解されるようになってきました。
 
 ものの本によれば、差別の動機は、動物としての人間が本来持つ「競争意識」と深い関係があるといわれています。つまり、厳しい競争社会のなかで、人間は自分の安定を確保し、拡張しようとする性質を強く持っている。その意識、性質の一部が他人の価値をおとしめることで相対的に自分の価値を高めようとする行為=差別行為、差別意識として現れるということのようです。
 
 このコラムでも幾度か書きましたが、「競争心」は他人との競争ではなく、自分自身との競争、つまり「向上心」として活用すれば、人生は楽しく、結果もついてくるのではないでしょうか。今日の自分よりも、明日の自分は一歩か二歩、知識なり、学力なり、体力なりが向上する、そんな競争心は大いに奨励されてしかるべきですし、世の為、人の為にもなるし、もちろん自分自身のためにもなるはずです。個人の生き方、生きざまとしてはこの考え方はまちがっていないと思います。
 
 ところで、経済の世界、産業界にあっては「差別化」こそが厳しい競争に生き残る「唯一の策」などといわれて久しいことであります。他社との競争に勝つためには、どこで差別化をするか、自社の強みや特徴をどのようにして打ち出すか、総ての経営者が、日夜頭を悩ませている問題です。「差別化」こそが総てなどと勘違いして、違法・不法な手段に手を染める経営者も少なくありません。
 
 ニューヨーク発の世界金融危機の影響を受けて、世の中は不況の影が強まっています。不動産の世界に限らず、総ての業界がその影響から逃げるわけにはいかないでしょう。
 
 わが社も企業間の公平な競争、業界内での公平な競争というワク内で「差別化」をはかり、自社の強み、特徴を前面に出してがんばり抜くつもりです。その「差別化」の内容としては、お客さまの「納得」、「共感」、「信頼」、「支持」をいただける仕事のスタイル、仕事の仕組みを貫き通すことにつきるのではないでしょうか。企業としての「向上心」を高めることが結果として企業間の競争にも勝つことにつながるのではないでしょうか。
スタッフ一同の仕事ぶりを暖かく見守って下さい。
 前回、「不動産の金融資産化」というテーマで、実物資産と金融資産について、それぞれのリスク、メリット、デメリット、相互の関連、運用上の留意点などについて書きました。さっそく、古い友人の1人から意見が寄せられました。それは「人的資産」についての指摘でした。
 
 日頃から仕事や人付き合いの上で、どれだけ「貸し」を多くできるかでの人の値うちが決まる・・・といってきた自分としては、まさに同感の指摘です。以下にその大筋をご紹介します。
 
 不動産などの「実物資産」、お金や証券などの「金融資産」とあわせて、自分自身が資産である「人的資産」を高め、多くすることが、豊かな人生を送るための大きな財産になるのではないか。
 
 人的資産には、キャリアアップ、資格取得など経済的な側面が強いものと、いろいろな分野の人との人脈づくり、健康の維持・促進などお金に換算できないものがあるのではないか。
 
 たとえ、世界大不況が起こっても、この人的資産の価値は減ることがない。むしろ、苦しい時代こそ、「人的資産」の値うちは増すのではないか・・・との指摘でした。
 まったく同感です。
 
 昔から、苦しい時の友人が「本当の友人」といわれています。世の中は、これから厳しい時代が予想されますが、本当の友人を含めて「人的資産」を増やし、手をたづさえて乗り切ってゆくことが特に大切な時代だと思います。
 
 さらに加えるならば、どんな分野の仕事でもお客さまの一番身近にいて、そのお役に立つという「御用達」と「品質」に徹することが難関を生き抜く姿勢、知恵だと思います。
 
 当社のスタッフ一同、お客さまの身内、友人のつもりで皆様方の物件選び、住宅購入のお手伝いをさせていただく覚悟です。
  
 
 
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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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