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賃貸仲介大手の○○ブルが「オトリ広告」の掲載で、公正取引委員会から排除命令を受けたのは2年前のことでした。

 

「オトリ広告」とは、存在していない物件や既に成約済みとなっている物件を、チラシ広告やホームページに載せることをさす業界用語です。

 

「超優良物件」のような装いで広告をして、お客さまの問い合わせや来店を誘い、問い合わせをすると、“もう決まりました”といいながら、別の物件を紹介するという古典的な手口です。

 

こんな幼稚な手法は、仲介業者の大部分が、とっくの昔に卒業したものと思っていましたが、私の思い違いだということが最近分かりました。

 

○○ブルは賃貸仲介専業の大手ですが、売買仲介大手といわれる業者も、ホームページ上に「オトリ広告」を載せるのは「常識」という内部告発的ブログを偶然見つけました。

 

 不動産鑑定士の資格を持ち、野村不動産、外資系不動産会社を経て、現在PM(プロパティ・マネジメント)会社を経営する倉元孝弘氏の「参宮橋にて思う」というコラムです。

 

倉元氏のコラムによると「投資用不動産の買主はインターネットで来る人が全体の6割程度。現在のネットの使われ方は“オトリ物件”で集客して、その上で別の物件を買わせるやり方」

 

「現在の購入者はネット経由で来る方がほとんど。すると、仲介業者にとってはネットに『オトリ広告』を載せて、引っかかってきたお客さんで決める。どうやって集客するのかを考えず、ただ単にネットうけする物件を集める」…とあります。

 

たしかに、魅力的に見える「オトリ広告」をホームページに載せれば、問い合わせや来店は増えるでしょう。

 

しかし、問い合わせの電話で応答する社員や来店したお客さまに応接する社員の気持ちはどうなんでしょう。

 

「その物件は、ちょっと前に決まりました」「他に似た条件の物件がありますのでご紹介します」などと、空々しいウソをつかされる社員の気持ちを考えた時、こんな手法が内部的にも長続きするはずもありません。

 

いくら「決まってナンボ」の業界とはいえ、社員が胸を張ってお金を受け取れるようなビジネススタイルでなければ、世間で通用するはずがないと思うのは、まだまだ私が「甘ちゃん」だからでしょうか。

 

ホームページに質・量・鮮度の三拍子のそろった物件情報を掲載すること。誠実にお客さまと向き合う会社であり、社員であることを「愚直」に発信し続け、実際の応接もその姿勢を貫くこと。

 

こんな、世間一般ではあたりまえのことを守っていけば、この業界もいつの日か、世間様から一定の評価をいただける業界になると信じて、今年の後半もがんばりぬきます。
 

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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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