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・・・不動産と世相を本音で語り、真剣勝負で生きる・・・
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「働かざるもの食うべからず」とは、働こうとしない怠惰な人間は食べることを許されない。食べるためにはまじめに働かなければならない・・・、という意味で、新約聖書の中にある言葉です。

 

念のためつけ加えますが、様々な事情で働きたくても働けない人や、十二分に働いて高齢化したお年寄りなどには、あてはまらないことは言うまでもありません。

 

この言葉を人間ではなく、不動産(物件)にあてはめるとどうなるでしょうか。

 

40年近く、不動産鑑定士の仕事をやってきましたが、不動産(物件)の価値とは、使えるか?、貸せるか?、売れるか?、で決まるということを、ようやく分かりかけてきました。

 

使えるの中には、自分で使う、使って収獲や売上を上げる、資産形成の手段とするという内容も含んでいます。

 

かつて、不動産バブルの時代には、どんな使い方もできないような物件にも値段が付いたことがありました。

 

30年ほど前に、岩手県の山奥の94ヘクタールの山林の鑑定を依頼されて、10億円弱の評価をしたことがあります。

 

下北半島の突端に近い佐井村にある青森天然ヒバの山林を現地調査したこともあります。

 

いずれも不動産バブルの頃は反当100万円ぐらいで取引されました。

 

昨年の夏に、30年ぶりに岩手県の岩洞湖に近い94ヘクタールの山林を現地調査しました。

 

メガソーラーの用地として使えるのではないかという目的での調査でした。たしかに、南向きの緩傾斜で、メガソーラー向きの山林ではあるのですが、東北電力が昨年の10月から買い取りを一時中断したことで、取引は流れました。

 

太陽光発電の用地として使える見通しが立てば、値段が付くのですが、その見通しがないと値段の付けようがありません。

 

持ち主からは専任媒介契約を受けましたので、とりあえず9,400万円(反当10万円)で当社のHPに載せました。

 

山林の評価(値段付け)は難しいのですが、住宅の評価は取引も多いので、それほど難しくありません。

 

住めるか?、貸せるか?売れるか?というモノサシで計れば、素人でも値段の見当は付けられます。

 

つまり、何らかの点で世の中の役に立つ物件であるか否か、どの程度役に立つ物件なのかで価格は決まるわけです。

 

これからの世の中は、人口減少・土地余り・住宅余りの時代になるわけですから、働かざる(役に立たない・収益を生まない)不動産は持つべからずといえるわけです。

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不動産鑑定士
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