忍者ブログ
[96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 このコラムでも受験秀才や学校秀才といわれた人が、実際の仕事や現実社会ではあまり役に立たない、はっきりいえば「使いものにならない」ケースが少なくないことを何度か取り上げました。
 
 今回はその原因について、改めて考えてみました。
 
受験勉強や学校レベルの勉強の最大の特徴・弱点は記憶・暗記中心になりがちで、理解力や判断力といった人間が社会生活を営む上で最も大切な能力を鍛える場になっていないことではないでしょうか。
 
 今、話題の「かんぽの宿」の売却価格についての前総務大臣の発言や行動を通して、そんな感じを改めて強く持ちました。
 
 売却(予定)価格が、高いのか、安いのか、妥当なのかは、機会があれば改めて論ずるとして今回はふれません。感じとしていえば、ほぼ妥当なものではないかと思えます。
 
 問題は、前大臣の「かんぽの宿」問題の取り上げ方であり、その後の対応のしかたです。
 
たしかに、2,400億円の費用をかけて作ったリゾート施設を、たったの109億円で一括売却しようという話ですから、一見すれば「不当に安い」と見えるでしょう。国民感情がそう受けとめるのはやむを得ない面もあるでしょう。
 
しかし、年間に50億円強の欠損を出す施設であることも、又、事実のようです。
 
日本郵政側は当然、多額の費用をかけて鑑定評価をしているはずです。この評価書を全面に公開すれば短期間で解決する程度の問題にすぎません。
 
鑑定評価額は妥当なものか否か、公正・適正な評価が実施されたのか否か、それほど手間ヒマかけずに判明することです。
 
さらに公開された、オープンマーケットで売却手続を進めれば、何ら問題にすべきことはないはずです。
 
前大臣の対応はこれらの一連の問題について首をかしげざるを得ない対応に見えました。
 
「国民の財産を掠め取られた」とか「正義にかかわる問題」だ……の一連の発言は、大人の、しかも政治の世界に永くいた人の言葉としてはあまりにも拙劣です。
 
しかも、西川社長の後任人事をめぐって、麻生総理から受け取った「私信」を公開するなど、大人としての「常識」や最低限のマナーも心得ていないことまで白日の下にさらしました。
 
聞くところによれば、天下の東京大学法学部を首席でご卒業されたそうです。
 
学校秀才のお手本、試験勉強のトップランナーといっていい人のようです。
 
片や「時の人」麻生総理は、前大臣の学習院初等科、中等科の大先輩にあたるようです。
 
前大臣の方は、初等科・中等科を通して「秀才の誉れ」高く、教育大附属高校に進学したそうです。
 
麻生総理の方は「秀才」でない側の「代表」であったようで、学習院の関係者のあいだでは有名な話のようです。
 
問題は、学校の勉強が良く出来たか否かではなく、世の中に出てから、現実社会からどれだけ学んだかではないでしょうか。
 
世の中で、仕事の世界で必要とされる能力は、学力だけではなく、気力・体力・胆力・金力・判断力・先見力・指導力といった総合的な力です。
 
遅ればせながら、自分も、学力・体力向上は所詮無理なので、せめて気力・胆力・判断力・先見力の維持・強化に努めたいと心しております。
PR
アーカイブ
ブログ内検索
プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
自己紹介:

アクセス解析
忍者ブログ [PR]