×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
http://www.sakurajimusyo.com/ )が9月3日から不動産仲介業を開始しました。
不動産のコンシェルジュとして、近年、急成長を遂げてきたさくら事務所(5年前の4月に、当時埼玉県春日部市にあった事務所兼自宅に長嶋所長を訪ねたことがありました。自分はその頃、わが国でバイヤーズ・エージェントという不動産の買主側に徹したビジネスモデルは成り立つか否かということに強い関心を持っていたので意見を聞くために訪ねたのです。
春日部駅前から乗ったタクシーの運転手さんに住所を伝えても、その近くまでは行けたのですが、会社にたどり着くことはできませんでした。問い合わせの電話に出た長嶋所長自らが、サンダル履きで出迎えてくれたのが思い出されます。
住宅街の片隅で遠慮がちに小さな看板が出ていただけなので見つからなかったわけです。自宅の2間をぶち抜いた事務所は活気に満ちていました。知性と専門性を感じさせるスタッフが自信に溢れた表情で仕事に集中していた姿が印象に残っています。
長嶋所長のアドバイスは、
①バイヤーズ・エージェントという言葉は、わが国では一般化しておらず、なじみがないので、別の表現を考えるべきだ。
②売主、買主、双方から手数料をもらえる「両手」のおいしいビジネス狙いのわが国の業界で、買主の代理人(バイヤーズ・エージェント)に徹するというのは難しいのではないか。米国では法律で双方代理(売り手と買い手の双方の仲介人として両方から手数料をもらえる仲介の手法)を禁じた州が多くなったので、買主代理(バイヤーズ・エージェント)が一般化し、普及したのではないか。
③しかし、わが国でも買い手の立場は弱く、経験や専門知識ではプロの不動産業者(ハウスメーカーやマンションデベロッパーも含めて)には太刀打ちできない場面が多い。ならば、買主の立場に徹した住宅購入コンサルティングやホームインスペクション(住宅診断)はビジネスとして十分に成り立つと考えている。
ホームページ活用とマスコミ対応の広報活動で、さくら事務所の存在とビジネスモデルが広く認知されつつあるので、将来展望は明るいと思っている。
近々、事務所を「都心部に移し、2~3年後には大阪へも進出したい。株式上場も視野に入れている。
と熱っぽく語ってくれました。
創業10年で15,800組の住宅購入コンサルティングの実績ということですから、累計売上高は20億円~30億円程度でしょうか。大阪進出も果たし、今回不動産仲介部門も別会社で立ち上げるというのですから、株式上場も射程内に入っているようです。
わが国の不動産業界を透明性の高い、フェアーなものにしたいという高い志を掲げ、業界のフロント・ランナーとして努力している長嶋所長をはじめとするさくら事務所のスタッフの皆さまに心から敬意をあらわすとともにお祝い申し上げます。
共にがんばりましょう!お客さまのために、業界の透明化、近代化のために!
PR
「化粧」を広辞苑で引くと①紅・白粉(おしろい)などをつけて顔をよそおい飾ること。②(名詞に冠して)美しく飾った、体裁をつくろった、形式的な、などの意を表す語。③【建築関連】外から見えるところ、外面にあらわれている部分。とあります。念のため和英字典で引いてみると、toilet、make-up、dressing…とあります。
いずれにせよ内容、本体、本質に関わることでなく、見てくれ、外観を飾るという意味を現す言葉のことのようです。
一方、リフォームという言葉は、ここ数年悪いイメージが先行しています。リフォーム詐欺から始まって、過剰リフォーム、リフォーム○○とマスコミに登場する時は、ダーティーな事件との関連で取り上げられることが多いせいでしょう。
業界の一部にそのような行為があったことの反映であり、業界全体としてしっかりと反省し、対応しなければならない課題・宿題であることは、間違いありません。
不動産業をやっていますと、リフォームに関わったり、相談を受けることも少なくありません。特に中古住宅の仲介をしていますと、多くの場合、リフォームに関係してきます。拙い経験から云えることは、リフォーム済の中古住宅は要注意ということです。売主が自分のためにリフォームするケースは別として、仲介業者が買い取ってリフォームした物件は特に要注意です。正確な言葉でいえば「リフォーム済」より「化粧済」に近い物件が大部分です。
考えるまでもなく、誰が住むか決まっていない物件、誰が買ってくれるかわからない物件について、買う人の立場に立って念入りな改修工事をする業者はまずいないといえます。
見てくれ、外観は飾っても、土台、基礎、床下、天井裏等の見えない部分の工事については文字通り不透明です。
中古住宅のお世話をした後に、買い取ったお客さまから、リフォーム業者を紹介して欲しいという相談を受けることもあります。残念ながら、リフォーム専門業者で自信を持って紹介できる会社は、今はまだありません。そんな時は、市内で住宅建築にも力を入れている建築会社を2~3社紹介することにしています。建築不況が永く続いているので、名の通った建築会社もリフォームに力を入れだしています。リフォームの必要にせまられたお客さまは住宅建築会社も含めて3~4社から見積書を文書で取り、比較検討することをお薦めします。見積書を取り寄せて、分からないこと、相談したいことがあればご来店下さい。無料でご相談に応じます。必要な場合は、建築士等の専門家の立会いでご相談に応じます。
早いもので、不動産事業部を開設して3年余りになります。不動産鑑定事務所の経歴と併せると40年近く、不動産に関わって生きてきたことになります。
不動産鑑定士という資格は、不動産に関することは何んでもよく分かる専門家というふうに良い意味で誤解(?)されているらしく、相談を受けることがよくありました。売買や賃貸に係る相談から相続、境界、将来の価格予測等々、多岐多方面にわたっています。仕事柄、不動産に係ることは日頃からよく調べ、資料も集めているつもりですが、具体的な相談を受けることは自分にとってもよい勉強になるので積極的に応ずるようにしてきました。もちろん無料・無償です。この40年間にお受けした相談は1,000件ぐらいでしょうか。
ここ10数年、ボランティアという言葉が一般化してきましたが、かつては社会奉仕、奉仕活動といわれていたものです。一般の人にとっては、不動産は身近なものでありながら、その売買に関わる機会は一生に一度か二度という場合が大部分です。経験する機会がめったにないにもかかわらず、金額が大きいために当事者、特にお金を支払う買主が不安感を強く持つのは、ある意味で当然です。私がお受けした相談もこの不安感をとり除くためのもの、念のための「安心感相談」のケースが大部分です。
売買仲介部門を立ち上げてつくづく感じるのですが、日常的に不動産に係る仕事をしているとプロとしての不動産業者と「初体験」に近い買い主とでは大きな「経験格差」が存在することです。この格差を少しでも縮めるのがボランティアとしての不動産業者の努めではないでしょうか。当社が仲介業者として係る場合だけでなく、不動産全般に関する相談をお受けする体制「困ったときのTakakan」( http://www.takakan.co.jp/komattatoki.htm )を備えたものもそんな意図からです。
最近「社会起業家」という言葉を耳にする機会が多くなりました。「社会起業家フォーラム」代表で多摩大学教授の田坂広志氏が最初に言いだしたと記憶しています。氏の説明によれば、官と民の間に「公」がある。それを担うのが「社会起業家」だというのです。社会起業家の事業の目的は、単なる利潤の追求ではなく、社会を良い方向に変えていくという「志」、「目標」を志向していることにあるようです。従来の市民運動や慈善事業と違うところは、寄付や補助金に頼らず、自立型の事業を通して社会変革を達成しようとする点にあるようです。だから、きちんと利益を上げなければならないとされています。
不動産鑑定士として40年近く仕事をしてくるなかで、自分の専門知識を生かしながら、世の中に直接的に、具体的に役立つ、手ごたえのある仕事、ビジネスをしてみたいという思いを強く持ち続けていました。そんな思いが不動産事業部を立ち上げる時に、背中を強く押してくれたのでしょう。不信や不安の渦巻く業界を透明性のあるものにするために少しでも役立ちたい。中古住宅の流通市場を改善して、資源のムダ使いを少しでも減らし、環境問題への対応に役立つ仕事にチャレンジしてみたい。こんな思いで仕事をしています。
最近の記事
(11/01)
(04/26)
(12/28)
(10/03)
(09/29)
(08/31)
(07/12)
(07/10)
(06/13)
(04/28)
カテゴリ
アーカイブ
ブログ内検索
アクセス解析