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当社が入居している福島法曹ビルの外壁リフォーム工事がようやく完了しました。
築後32年の5階建ての建物ですが、本体はまだまだしっかりしているので、1,200万円余りの修繕費用をかけてお化粧直しをしたわけです。
クリーム色を帯びた白で仕上げたせいか、外観からは新築同様に見え入居者からも好評です。
福島法曹ビルよいう名前が示すとおり、入居者には弁護士が多く、何かと辛口の多い先生方からも高い評価を得ています。
前回の外壁リフォームはおよそ15年前でしたが、工期も2週間程度で、さっと仕上げたといった程度の印象しか残りませんでした。
もっとも、南側には2階建ての民家が建ち、北側はNHKの3階建ての建物が建っていたため、外から見えるのは建物のほんの一部だけだったという事情もあるのでしょう。
NHK福島放送局は福島駅前に移転し、南側の民家も更地化されて現在はいずれも駐車場となっています。そんなこともあって、現在の福島法曹ビルは「丸見え」「丸裸」の状態ですから、外観の変化は一層、際立って見えるのでしょう。
外装リフォーム工事は予定をややオーバーして約2ヶ月かかりました。私が、ビルの管理組合の代表としていることもあって、工事の進行状況にはかなり神経を使いました。
リフォーム工事を実施するにあたり、施工業者である【喜】菅野建設さんとは事前の打合せを綿密に行いました。
事前確認の第一点は、法曹ビルはあと50年は使える(耐震診断報告書)とういう前提で、しっかりとした工事をすること。
第二点は、工事の途中で何か予想外の問題点が出た場合は、本当の話をすべて出して打合せすることということです。
工事の途中で、ビルの東側道路に面した部分に取り付けられていた袖看板の取付金具の部分の腐食が進み、落下の危険性が高いことが判明しました。
私も足場に上り、取付部分の腐食の状況を自分の目で確かめました。環境関連の専門家によると「酸性雨」の影響で直接風雨にさらされている鉄製品は数年でボロボロななるケースもあるとのことでした。
工事の途中で判明した第二点は、事前点検では分からなかった、外壁のヒビ割れや、塗幕の下のコンクリートの剥離が見つかったことです。
見積書作成時の現場チェックでは、足場は組んでいないので目視点検という限界があります。足場に上って実際に現場を点検して始めて分かることも多いことが今回の経験でよーく分かりました。
今回の体験でもう一つ分かったことがあります。それは、リフォーム工事ということは思った以上に大変だということです。
まず施工業者をどこにするかです。今回は見積価格だけでなく、施工実績や業界内の評判、事前打合せ時の誠実さなどを基準にして【喜】菅野建設さんに決めました。
次に分かったことは、追加工事に対する資金的準備と心の準備です。リフォーム工事の場合、見えない部分や、予想外の損傷といった追加工事の必要が出がちです。
そんな時に施工会社や現場責任者に対する信頼関係があるかないかで決定的な違いがでるのではないでしょうか。
今回のリフォーム工事を担当された皆さんとは2ヶ月間のお付き合いでしたが、楽しい関係、信頼できる関係ができたと嬉しく思っています。マナーが良く、仕事に誇りを持って取り組んでいることがよく伝わる若い職人さん。看板撤去をめぐってギスギスしがちな入居者との人間関係を誠実に対応して、まとめあげた現場主任の渡部亮(一級建築士)さん。心から感謝しています。
菅野建設さんの【喜】という屋号・トレードマークにはお客さまが喜ぶ、お客さまに喜んでもらえるという意味が込められているのではないかとこの文を書きながらフト思いました。
私どもの仲介業も「お客さまに喜んでもらえる」ことを目標・使命としてがんばります。
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