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先週、出身地である相馬市を震災後初めて訪れました。
空家になっている姉の家や3ヶ所の墓地がどうなっているか気にはなっていたのですが、ガソリン不足もようやく解消し、泊まりがけで出かけました。
先祖代々の墓地は墓石が直接土から立ち上がっているためか、少し傾いた程度です。
他の2ヶ所の墓は三段重ね、四段重ねのせいでしょうか、総て倒れていました。
相馬市は震度6強、福島市は震度5強でしたから、震度が1違っただけで被害の差は大きいものがあると実感しました。
海岸寄りの津波の被災地は悲惨でした。巨大津波が根こそぎ破壊し、奪っていく恐ろしさを目のあたりにして、言葉を失いました。
相馬市と南相馬市の海岸沿いの被災地を廻りながら、あらためて、土地は生活の基盤だということを思い知らされました。
地盤沈下の対策も含めて、被災した土地はこれからどうなるのかが気懸かりです。
数百年に一度だとしても、巨大津波におそわれる危険性のある土地で人間が生活をすることは、そもそも間違いなのではないかと、つくづく思いました。
福島原発の放射性物質流出の影響も深刻です。このまま流出が続けば、周辺地域は人の住めない土地になってしまう可能性が大です。
人の住めない土地が、日本の中に出現することなどは、それこそ、想定外のことです。
人が住めないだけでなく、周辺にリスクを撒き散らす土地は、どう評価すべきなのでしょうか。
存在するだけで周辺に害を及ぼす土地は、マイナスの価値しかありません。
マイナスの価値しかない土地は、マイナス500円/㎡とかマイナス5,000円/㎡ということになるのでしょうか。
このマイナス分は、東京電力なり政府が、周辺住民に毎年払い続けるということになるのでしょうか。
不動産鑑定評価の世界にも「想定外」のことが起こりつつあります。
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