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晴耕雨読、つまり晴天の日には農作業などの屋外作業に従事し、雨の日は読書に勤しむことは、古来、理想的な日常生活のあり方を示す言葉として使われてきました。
かつて、読書は知識修得の最大の手段であり、その他には、他人の話から知識を得る「耳学問」があるぐらいでした。
ところが、この100年ぐらいの変化でしょうか。新聞、雑誌、電話、ラジオ、映画、テレビ、インターネットと知識修得・情報収集の手法・手段は多様化し、量的にも質的にも大変化を遂げました。
この大変化の結果、理想とする日常生活のあり方も、大きく変わったのではないでしょうか。
読書が知識修得の主たる手段であった時代、屋外作業、現場作業が主要な「労働・仕事」であった時代にあっては、雨の日だけの読書=知識修得で間に合ったのかも知れません。
しかし、現在は情報洪水、情報爆発の時代です。情報収集、知識修得を雨の日だけに限っては、まちがいなく敗け組の仲間入りです。
しかも、知識修得の手段は読書よりも新聞、ラジオ、テレビ、インターネットへの依存が強まっています。
晴れた日も畑に出るのではなく、屋内で情報を集め、知識を磨かないと時代の変化にとり残されてしまう時代になったわけです。
仕事の内容も大きく変わりました。体を使って肉体労働から、頭を使っての知識労働へのシフトが大きく進んだことです。
こんな「時代の変化」が「晴読雨読」を強いているのでしょうか。
今朝のニュースは、福島原発1号機は実はメルトダウン(炉心溶融)だったと一斉に報じています。雨に日だけでなく、晴れた日も外に出るのが気懸かりです。
いよいよ、屋内にこもっての「晴読雨読」の時代になるのでしょうか。何か心配です。
追伸
約1年にわたり書き進めてきた「ネット不動産フロンティアノート」がFDJ社から電子書籍「実践!ネット不動産の作り方と未来」( http://www.fdj.com/semi_book/ )として出版されました。
不動産を探しているお客さまにも役立つように、不動産仲介業の現状や問題点についても分かり易く書かれています。ぜひご参照下さい。
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