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現代はストレス社会といわれています。特に職場でのストレスが強いことがわが国の特徴と指摘されています。不景気・低賃金・労働環境や価値観の変化、誰しもがストレスを避けて通るのが難しい時代になったことはまちがいないようです。
30万都市福島に住んでいるとピンときませんが、大都市に住んでいる人々は、超満員電車による通勤・通学のストレスも加わります。
避けて通れないストレス社会に生きているならば、その対応策、適応等を考え、ストレスを楽しむぐらいの心の余裕を持ちたいものですが、凡夫の私には、そんな心境に達するまでにはいきません。
気分転換には、軽い運動が一番良いと聞いているので、会社から駅まで歩いたり、週に一度は自転車で会社まで往復したりして汗をかくように努めています。
「ストレス社会と住宅」というテーマは、半年前から温めていたもので、新聞、雑誌の切りぬきや文献を集めていました。集めた資料を読み返すなかで、「建築医学」という分野があることを知りました。
以下、その要旨をご紹介します。
「建築医学では住環境が心に及ぼす影響に注目し、五感を通した脳への働きかけが免疫力を高めると考えています。楽しく快適な家は、病をも癒す!健康で気持ちの良い時間を過ごすためにライフスタイルと住環境を再確認しましょう。」
「人生の根幹をなすものが家にはあります。帰りたくない家などは問題外。楽しめなければ家の意味はありません。家とは、犯罪や公害、さらには精神的なストレスから、家族を守るものであるべきです。現在ある安心と安全が、未来の創造へとつながっていくわけです。積極的に住環境の改善に関わることが、病気を予防することになります。建築医学では、環境から五感を通して脳に働きかけ、心の作用により病を防ぎ、癒すことができると考えています。」
つまり、帰るのが楽しい、ご飯を食べるのが楽しい家が、心にも体にもいちばん良いといっているわけです。
蛇足かも知れませんが、経済的な側面も考えるべきではないでしょうか。
土地と建物で3,000万円を超えるローンを組み、「健康住宅」を入手した場合、たしかに心と体のストレスは癒されます。しかし、元利合計で4,500万円を超えるローンの返済という大きな経済的ストレスが加わるのではないでしょうか。
このコラムでもたびたびご紹介しましたが、市内には築年数は古いけれども、30年~50年は十分に使える戸建住宅や中古マンションが数多くあります。価格は、1,200万円~1,500万円程度です。
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