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人種差別、身分差別、男女差別、就職差別、…差別という言葉は、不当な…、不合理な…という意味で使われるのが一般的です。ところが、企業経営や経営戦略の世界では、「差別化」こそが生き残り策であるとして、むしろ奨励され、その具体策が論議されています。
云うまでもないことですが、身分、階級、民族、性、病気、障害、…等による差別は、「本人の努力によってはどうすることもできない事柄で不当な扱いをすること」であり、人権意識の高まりとともにその不当性についての認識は広く理解されるようになってきました。
ものの本によれば、差別の動機は、動物としての人間が本来持つ「競争意識」と深い関係があるといわれています。つまり、厳しい競争社会のなかで、人間は自分の安定を確保し、拡張しようとする性質を強く持っている。その意識、性質の一部が他人の価値をおとしめることで相対的に自分の価値を高めようとする行為=差別行為、差別意識として現れるということのようです。
このコラムでも幾度か書きましたが、「競争心」は他人との競争ではなく、自分自身との競争、つまり「向上心」として活用すれば、人生は楽しく、結果もついてくるのではないでしょうか。今日の自分よりも、明日の自分は一歩か二歩、知識なり、学力なり、体力なりが向上する、そんな競争心は大いに奨励されてしかるべきですし、世の為、人の為にもなるし、もちろん自分自身のためにもなるはずです。個人の生き方、生きざまとしてはこの考え方はまちがっていないと思います。
ところで、経済の世界、産業界にあっては「差別化」こそが厳しい競争に生き残る「唯一の策」などといわれて久しいことであります。他社との競争に勝つためには、どこで差別化をするか、自社の強みや特徴をどのようにして打ち出すか、総ての経営者が、日夜頭を悩ませている問題です。「差別化」こそが総てなどと勘違いして、違法・不法な手段に手を染める経営者も少なくありません。
ニューヨーク発の世界金融危機の影響を受けて、世の中は不況の影が強まっています。不動産の世界に限らず、総ての業界がその影響から逃げるわけにはいかないでしょう。
わが社も企業間の公平な競争、業界内での公平な競争というワク内で「差別化」をはかり、自社の強み、特徴を前面に出してがんばり抜くつもりです。その「差別化」の内容としては、お客さまの「納得」、「共感」、「信頼」、「支持」をいただける仕事のスタイル、仕事の仕組みを貫き通すことにつきるのではないでしょうか。企業としての「向上心」を高めることが結果として企業間の競争にも勝つことにつながるのではないでしょうか。
スタッフ一同の仕事ぶりを暖かく見守って下さい。
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