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人間を60余年やっていると色々な人や場面に出会います。われ以外すべて師と心して生きてきたつもりですが、あまり教えを乞いたくないタイプの人とも付き合わざるを得ないこともあります。そんな場面も「反面教師」として距離を置いて観察すると意外と得るものが多いことに気づきます。あまりお付き合いしたくないタイプの一つに「競争心」ムキ出しの人がいます。
40才を過ぎる頃まで気がつかなかったのですが、ある時「人間と競争心」というテーマの話を聞く機会があり、ハット目覚めさせられました。学校での成績・テストをめぐる学友との順位争い。進学校をめぐる学歴社会での競争、就職先をめぐる厳しい選抜競争、役所や社内での出世競争。数えあげれば切りがありません。
スポーツの世界は厳しい「競争原理」で貫かれているように見えます。「競争」という表面から見るとなかなか分からないのですが、「他人との競争」というワクをはずして、「自分との競争」というモノサシで見ると全く別の世界が見えてくるという内容の話でした。学校での勉強レベルでいえば、今まで理解が不十分で60点台の成績、順位は80番だった自分が、集中して勉強し理解の程度もかなり進んだ結果、テストも90点台の得点、順位も8番になったとします。「他人との競争」という面だけを見れば、上位にまだ7人もいる、自分は完全な意味での勝者ではないということになるのかもしれません。しかし、「自分との競争」という面で見れば、努力の結果として、学課の理解が進み、成績も90点台を達成したし、結果として順位も8番になったわけですから、以前の自分と比べて「完全な勝者」であることはまちがいありません。
「競争心」は動物にも強くある「本能」だといわれています。厳しい生存競争を生きぬいてきた人間に「生命力」の根源としての「競争心」が強く根付けられているのはある意味では当然のことでしょう。前へ進むためのエンジン、進歩・発展のための「本能的・根源的」な力としての「競争心」を他人との競争に使うのではなく、自分との「競争」に使う、つまり「向上心」としてフルに活用する。ここが人生を楽しく、着実に生きてゆくうえでのポイントだという話でした。「悟りを開く」という心境を初めて体験したことをはっきりと憶えています。考えてみれば「自分との競争」に負けはありません。努力し、学びさえすれば「昨日の自分」より「今日の自分」はまちがいなく一歩か二歩は前に進み、向上しているはずです。今日の努力は確実に明日の成果に結びつくはずです。
蛇足ですが、わが社の「向上心」について一言。今、わが社はインターネットを最大限に活用し、お客様の立場に徹した不動産の仲介業を何としてでも確立したい。そんな思いで全社員心を一つにしてがんばっています。5月中旬にはホームページの全面改訂をなしとげ、よりきめ細やかな「物件情報」をメールで提供できる体制が完成できそうです。ご期待下さい。
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高橋雄三
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不動産鑑定士
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