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今月で、不動産事業部を立ち上げて三年になります。手探りで試行錯誤を繰りかえしながらの三年でしたが、少しづつ業界事情も分かるようになってきました。
まず、「取り扱い商品」についてです。世間一般では不動産仲介業者の「扱い商品」は土地や建物などの物件だと思われているようですが、全くの誤解です。仲介業者の「扱い商品」は「物件」ではなく、「物件情報」だということです。内容としては、お客様への「物件情報」の提供から始まり、物件選び、資金計画の作成、契約、引渡しまでのお手伝い、つまりサービス業だということです。云うまでもないことですが、サービス業の原点、「商品」はお客様への「満足感」の提供以外にありません。サービス業から、お客様の「満足感」を除いたら何も残るものはありません。否、お客様はサービスに対する対価・料金を払っているわけですから「不満」や「不信」が残ることになるわけです。不動産仲介業界、特に従来の賃貸仲介のあり方に対して世間一般の不信感・不満感が強かったのも一理も二理もあると考えています。入居時に敷金・保証金の返済について十分な説明をせずに、退去時には、畳替え、クロスの張り替え、フスマの張り替え、ハウスクリーニング代として、敷金として預けた2ヶ月分は戻らないケースが大部分でした。これは賃貸仲介業者が貸主・大家様に対して立場が弱く、そのシワ寄せが借主側に回されたからです。幸いこの問題は、東京都住宅局や国土交通省の強力な指導によって、改善に向かいつつあります。
次に不動産仲介業の位置付けについてです。この仕事は流通業であり、サービス業でもあり、又情報産業でもあるとの感を強くもつようになりました。初期の不動産仲介業は「物件」を仕入れて、買主を探し出して売る、文字通りの流通業が主流だったようです。今は、売主・貸主の物件情報を広く、速く、正確に収集し、買主・借主にその情報を提供する「情報サービス業」に変化しました。しかも、単なる「物件情報」の提供から、物件選びのお手伝いから引渡しまでの総合的な相談・支援・コンサルティングへとその果たすべき役割は変化しつつあります。
わが社も、ホームページを通じてお客様と出会い、メールの交換を重ねる中でお互いの理解を深め、信頼関係を築きながら、お客様のお手伝いをする。そんな仕事のスタイルを確立すべく、努力を続けます。
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高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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