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昨年の暮れにも書きましたが、不動産仲介業者は、お客さまと接する心構えとして、一期一会の気持ちで応対することが大切だとつくづく思います。
茶の湯の教えを説いた言葉で「あなたと出会っているこの時間は、二度と巡っては来ない一度きりのものです。だから、一瞬を大切に思い、今できる最高のおもてなしをしましょう」という意味の、千利休の説いた言葉のようです。
不動産事業部を開設し、売買仲介や賃貸仲介の仕事を始めてまもなく6年になります。
土地や建物の購入、売却、賃貸のお世話まで入れると600人ぐらいのお客さまのお手伝いをさせていただきました。
私どもは、仕事ですから、一寸気を抜くと「日常茶飯事」的な対応になりがちです。
しかし、お客さまにとっては、一生一度の高額な買い物、文字通り「真剣勝負」なわけです。
この温度差、意識の差、姿勢の差をしっかりと理解し、お客さまの気持ちと一致させることの大切さを「一期一会」という言葉は教えていると理解しています。
約600人のお客さまのお役に立てたということは、その4~5倍、3,000人ほどのお客さまとお会いしていることになります。
ホームページをご覧になっていただいたお客さまも、私どもの会社とのインターネットを通した「出会い」と考えれば、この2年半で、延べ12万人を超えるお客さまとの出会いがあったことになります。
ややもすると、一方通行になりがちなインターネット・ホームページを通した出会いに、どれだけ私どもの「本気度」、「熱い思い」を込めることができるかが問われているわけです。
今日も、千葉県にお住まいの方から、ご両親が住んでいた福島市内の家の売却を考えているので相談に乗って欲しいとのメールをいただきました。
小社のホームページをご覧になり、相談相手として選んでいただけたわけです。
ひと様の信頼に応える、お客さまの信頼に応えて、精一杯のいい仕事をする……、ビジネスの基本であり当たり前のことですが、残念ながら、この業界ではベテラン営業マンと言われる人ほど守りにくいことのようです。
誤解を受けやすく、信頼を得にくい業界であり仕事ですが、迷わずに、「お客さまの立場に徹する」という姿勢を貫いていくつもりです。
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