[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
米軍普天間基地移転問題が二転、三転するのを見せられて、多くの国民は、理想と現実の距離の大きさを改めて考えさせられたのではないでしょうか。
あるべき姿、理想から考え方をスタートさせれば、沖縄に米軍基地は存在しない方が良いことだし、ましてや危険極まりない市街地の真ん中の米海兵隊基地は、今日にでも撤去させるべきだとなるのは当然でしょう。
沖縄県民や普天間基地周辺に住む住民にとっては、基地撤去は永年の悲願だったし、厳しい現実からスタートした考え方、文字通りの現実主義でしょう。
この問題について、理想論から出発したやに見える鳩山政権の現実への対応が、いよいよ「歴史の審判」を受ける時が近づいているようです。
ユートピア思想・空想主義・理想主義・博愛主義・友愛精神、どうも鳩山家には理想からスタートしたがるDNAが受け継がれているようです。
企業の経営者、とりわけ創業者といわれる立場の人は、起業の理念を高く掲げ、企業のミッション・使命を前面に出すというDNAが強いという特徴があるようです。
使命感と狂気にも似た情熱がなければ、起業・創業などとてもできるものではないということもよく分かります。
5年前に不動産事業部を開設し、仲介部門を立ち上げたのも、不透明感の強いこの業界にあって、心からお客さまの立場に徹した仕事のスタイルが通用するのか否かを試してみたい……、との思いからでした。
理想の追求、理想主義からのスタートだったといえます。丁度、チラシ広告からインターネット広報・ホームページによる情報発信に切り替える時期と重なったために、遠回りもしました。
決して安くない授業料・広告経費を払ってチラシ広告中心の不動産仲介業は成り立たないし、未来はないという「現実」を知ることができました。
現在は、ホームページ・インターネット中心の広報活動・情報発信に徹し、インターネットが使えない、苦手だというお客さまのために月一度「不動産情報誌」を発行しています。
理想論からいえば、ホームページ・インターネット広報だけに限定すべきなのかもしれませんが、「不動産情報誌」を心待ちにしているお客さまが約300人いるという「現実」も見据える必要があります。
鳩山政権だけではなく、企業経営も、わが社の経営方針も、理想と現実の間(はざま)を揺れ動いているといったところでしょうか。