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この欄でも何度か紹介した長嶋修さんが新著を出しました。「不動産のプロから見た『日本経済の活路』」という題名です。
内容は輸出主導型の経済成長が望めなくなったなかで、内需主導型の経済・産業構造へと転換するにはなにをなすべきかを論じたものです。
氏は、内需主導型経済の主力は住宅・不動産業であり、その柱は「新築・持ち家政策」ではなく、全国で5,700万戸(そのうち約700万戸は空家)と推定される中古住宅のリノベーションにあると断じています。
その理由としては、築後25年でほぼ価値ゼロになるわが国の住宅を、欧米並みに50年~70年の耐用年数に引き上げ、「資産価値のある住宅」にすることであると論じています。
その手法としては、メンテナンスを含めた「住宅履歴」の保存システムの確立であり、信頼される「建物調査」のシステム化であるとしています。
その裏付けがあってこそ、中古住宅の流通市場が欧米並みに拡大し、あと4~5年で新築戸数と中古住宅の流通戸数は逆転すると大胆な予測をしています。
たしかに、昨年の秋から土地を購入して住宅を新築するお客さまは目に見えて減っています。逆に、手頃な価格(年収の2~3倍)の中古住宅や中古マンションを探しているお客さまはまちがいなく増えています。
長嶋氏の著作から教えられたことはもう一つあります。
それは「納得感」のある仕事をすることの大切さということです。
自分の仕事に誇りを持ち、本当の自分に言い訳をすることなく、納得のいく仕事ができているか否かということです。
他人や世の中のせいにしたり、時代や政治が悪いから………など言い訳はいくらでも見つけ出すことができるでしょう。
十分に満足はしていなくとも、それなりの達成感を持って、自分の目標としているものに一歩近づけたという「納得感」のある仕事。そんな仕事に従事しているのだという誇りを持ちながら毎日を過ごしたいものです。
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