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数日前、飯舘村の菅野典雄村長の記者会見の様子をテレビで見ました。
政府や東京電力の発表が通り一遍で、村民や関係者が一番知りたいと思っていることが伝わってこないと、穏やかな口調でしたが、厳しい内容の批判をしていました。
記者会見の最後に菅野村長は、東京電力は、ぜひ「心のこもった情報発信」をして欲しいと強調していました。
村長とは、飯舘村の職員だったころからの知り合いです。たしか、企画担当の部署にいて、村づくりの構想などを熱く説いていたのが印象的でした。
「心のこもった情報発信」という村長の言葉にこめられた、「中味」と「表現力・発信力」に、同席していた解説者も心を打たれた様子でした。
厳しい状況の中で、村民の生活と安全を守るために懸命の努力を続ける菅野村長が、この体験を村民と共に乗り越えて、一回りも、二回りも大きな政治家として育って欲しいと願うばかりです。
「心のこもった情報発信」という菅野村長の言葉から、私は、少なからぬことを学びとることができました。
ホームページを中心として情報発信を行っている仲介業者としての立場から学んだことです。
情報の受け手=お客さまの立場に立った「情報発信」が大切だということ。
そのためには、相手の心に届く、相手の心を動かす、つまり、心を伝える情報とその表現力、発信力が大切だということです。
何でも、自分の仕事に役立てたいという意欲の出すぎた学びかたに「過ぎる」とは感じますが、ホームページ中心のネット不動産を何としても軌道に乗せたい、成功させたいと時間と能力の大半を使っている身としては止むを得ないことだと「自己弁護」しています。
おかげさまで、ホームページによる情報発信を中心に据えた、ネット不動産の「理論と実践」を綴った「ネット不動産フロンティアノート」は、同業者のあいだで好評なようでして、「浅見書房」による電子出版の第1号として出版されることになりました。
自分の考えていること、実行・実践していることが、どの程度、業界や世の中に受け入れられるのかが分かる試みとして大きな楽しみです。ご期待下さい。
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過日、あるテレビ局が東京ディズニーランドは、どうしてあんなに観客を集めることができるのかを探る番組を放送していました。
第1の理由は、リピーターが90%だということです。つまり、繰り返し見にきてくれる人が大勢いるということにつきます。
では、なぜ多くの人が繰り返し見に来てくれるのかというと、アトラクション「出し物」をかなり頻繁に変えているということのようです。同じものを観にくるのではなく、今度は何があるのか、何が見られるのかという、期待感・好奇心を持たせる仕掛けを積極的に作っているようです。
チリ一つ落ちていないのがディズニーランドの「売り」ですが、よく見ると掃除担当者にはパントマイムを演じながら掃除をしている人もいるようです。
日常と大きく異なった空間を演出するための、大切な役割を担っていることが分かります。
園内ではミッキーマウスがエスコートしてくれます。これも「非日常」「別世界」を演出すると同時に、ミッキーマウスといえばディズニーランドという、イメージを作り、ブランド戦略なのでしょう。
不動産仲介業者のホームページもディズニーランドの集客力、集客手法から多くの学ぶ点があります。
当社の場合、ホームページを訪れるお客さまは、70%程度がリピーターです。このリピーターのお客さまに満足してもらうためには、常に鮮度の良い物件情報をお見せしなければなりません。
地域のイベントや変化、特徴についても、仲介業者としての独自の切り口でお伝えすることが差別化・ブランド化の第一歩であることが分かりました。
初めてホームページを訪れたお客さまには、安心感・親近感・期待感を持ってもらうこと。くり返し訪れるリピーターには満足感・信頼感を持っていただけるようなホームページであり、実店舗であるような工夫と努力が何よりも大切であることがよく分かりました。
実は、東京ディズニーランドには二つのマイナスイメージを持っています。
開園してまもなくの頃でしたが、一度訪れたことがあります。大きなバッグを持っていたので、受付でコインロッカーの場所を尋ねました。園内にはコインロッカーは置いてないとのツレナイ返事です。あまり遠くはありませんが、駅まで戻ってコインロッカーを探した記憶があります。
その後、どのように改善されたのかは知りませんが、繁盛しすぎて、客扱いがぞんざいになるサービス業者を多くみているので気懸りです。
二つ目は、知人のお嬢さんが東京ディズニーランドに就職したときの体験談です。園内では毎日、お客さまが来ない早朝の時間に極々薄めた殺虫剤をくまなく散布していたそうです。
そのお嬢さんは体調を崩して一年足らず退社しました。蚊やハエが全くいない快適空間を演出するためとはいえ、何かイヤーな感じを持ちました。
その後、どのように改められたかは確かめていませんが、「集客至上主義」のイメージは今でも持ち続けています。
私ども仲介業者の仕事についても、「集客至上主義」や「成約第一主義」に知らず知らずのうちに染まっていないか、自戒が求められています。
地震発生から100時間近くが経過しました。行方不明者の捜索が懸命に続けられていますが、無事救出を願うばかりです。
‘08年4月28日のコラムでも紹介しましたが、福島市の地震に対する安全性の高さは日本一です。08年版「全国地震予測図」によれば、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は、低い順位で(1)福島市0.1%、(2)盛岡市0.2%、(3)宇都宮市0.3%とダントツの低さです。
今回の東北・関東大地震では、幸い福島市は震度5強で、直接的な被害は震源地に近かったにしては少ない方です。
家屋の倒壊は若干ありましたが、全壊は少ないようです。
福島市内での地震による死亡者は1名と発表されていますが、場所、年齢、性別などの詳細は不明なようです。
亡くなった方には、申し訳ありませんが今回の地震で、はからずも福島市と福島盆地の安全性が裏付けられました。
とは言っても、福島盆地も絶対安全とは言い切れません。
このコラムでも何度か触れましたが、福島市の飯坂―大笹生―庭坂―佐原地区を結ぶ「福島盆地西縁断層帯」(長さ57㎞、推定する地震の大きさはM7.8)という活断層の存在が分かっています。1,000年に一度も暴れないと言われていますが、頭の隅には置いておくべき情報でしょう。
改めて、各地の被災者の皆様には心からのお見舞いを申し上げると共に関係者の文字通りの「懸命」の救出活動には心からの敬意を表します。
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