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ホームページ中心の仲介業に切り替えて2年半が経過しました。おかげさまで、月に延べ5,000人ぐらいのお客さまに見ていただいております。
ホームページは、インターネット時代の放送局だと気が付きました。番組の内容(コンテンツ)が良ければ、お客さまはダイヤルなりチャンネルなりを合わせて見たり、聞いたりしてくれます。
見るに値しない内容だと判断されれば、二度と見てくれません。
不動産仲介業のホームページは、お客さまに役立つ鮮度の良い物件情報をいかに速く発信できるかが勝負です。
そのためには、受信アンテナを高くし、感度も良くする必要があります。つまり、物件情報の収集能力を磨かなければならないわけです。
集めた物件情報をそのままタレ流したのでは「放送局」としては失格です。プロの目で物件の見きわめをして、物件の良い面だけでなく、マイナス面もしっかりとお客さまに伝えるのがプロの仲介業者の役目だからです。
テレビやラジオの放送局と違い不動産仲介業者の放送局・ホームページは、2~3人のスタッフで運営しています。
アパートやマンション等の賃貸情報と中古住宅、中古マンション、土地等の売買情報に守備範囲が限られているから少人数でも運営できるわけです。
発信する情報は専門・特化した狭い範囲の情報ですが、情報の伝達範囲は決して狭くありません。文字通り、全世界に情報は伝達できます。
広く、日本全国のお客さまが小社のホームページを見にきてくれます。西は広島のお客さまから、春の受験シーズンや移動シーズンには北海道から九州まで、広い範囲のお客さまから問い合わせがきます。
「福島市・不動産」で検索するとヤフーでもグーグルでも1~2位で表示されます。
そのせいでしょうか、福島市内に土地や建物を所有しているが、福島には戻る予定がないので、売却したいという相談が多くなっています。
不動産鑑定事務所の仲介ということで、売却価格の査定も適正だろうと「評価」されているのかもしれません。
インターネットを活用した不動産仲介業のあり方やその将来性について、自分自身の勉強も兼ねて「ネット不動産フロンティアノート」( http://www.takakan.co.jp/frontier.html )をホームページに書いています。
月刊誌「不動産業戦略」に連載されていることの効果もあってか、全国でかなりの人に読まれているようです。
不動産仲介業に従事している人だけでなく、不動産を購入しようと考えている一般のお客さまにも役立つような内容になるよう書いてきたつもりです。
インターネットは仕事のやり方を変えただけでなく、世の中の消費行動・購買行動にも大きな影響を与えています。
これからはインターネットをビジネスの中心に据えた、ネットビジネスが一層発展するとの予測が強くなっています。少なくとも、流通の世界ではインターネットを無視しては事業が成り立たなくなるのではないでしょうか。
ネットビジネスに従事している、あるいはこれから始めようとする人にとっても役立つ内容になるよう心がけたつもりです。
関心のある方は、ぜひ、ご笑覧下さい。
締めくくりは、自己宣伝の「放送局」になりました。(^-^)
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「ウソをつくのは人間だけだ」といった話を何かの本で読んだことがあります。
厳密に言えば、動物も「死んだふり」をしたりするわけですから、言葉でウソをつくのは人間だけだということでしょうか。
大きく分けて、ウソには2種類あります。自分に対するウソと他人に対するウソです。
本当(本音)の自分に対して、偽らずに生きるという生き方、自分に対してウソ偽りのない生涯を送るという意味でのウソのない生き方です。
他人に対するウソは、いたるところに見られます。外交官という職業は、自国の利益のためにいかに上手にウソをつき通すかが「仕事」なのだそうです。
誰に対して、いつ、どんなウソを言ったかをしっかりと覚えていないと、すぐにボロを出し、ウソがバレてしまってプロ失格です。
政治家にしろ、外交官にしろ、高度な記憶力とタフな神経の持ち主でないと務まらない職業だということがよくわかります。
この6月に摘発されたロシアの美人スパイ、
アンナ・チャップマン容疑者(28)は
ブログにこんなことを綴っていたそうです。
「あなたが本当のことを話すなら、
それを覚えていなくともいいのよ」
これは、裏をかえせば、ウソをつく時は、そのことをちゃんと覚えていなければ失格ですよという意味なのでしょう。
この美人スパイは自分を偽り、他人も偽る人生を送っていたわけでしょうから、どこかで、本当のことを言いたかったのではないでしょうか。
本当のことを話すメリットについて「本音」が聞けたと感じるのは私だけでしょうか。
仕事がら、多くの人に会います。置かれた立場も違えば、利害も対立する人に会うことも少なくありません。
仲間、友人としてつき合っている人も、時と場合によっては、結果としてウソをつくこともあるようです。
ダマされたふりをするのも一つの対応策です。それとなく、ウソだということは分かっていますよという対応をすることもあります。
ウソをつく人にも2つのタイプがあるようです。積極的に作り話・ウソをつく人と、努力目標・願望を熱く語り、「奮闘努力」のかいも無く、結果としてウソを語ってしまったというタイプの人です。
政党や政治家には、後者のタイプが多いようです。政治の世界で生きる人のためにひとこと弁明すれば、先行きの見えない財政・経済にあって、明るい見通しを語らなければならない彼らは、心の中では大いに苦しんでいるのではないでしょうか。
口が裂けても、「日本はとんでもない状況に置かれているのです」これからの10年は国民の皆さんには「覚悟をしてもらねばなりません」などとは言えないわけです。
しかし、時代は待ってくれないでしょう。政党や政治家が日本の置かれている現状・現実を素直に語り、1回や2回の選挙で「大敗」することも覚悟の上で「正論」を語ることを「時代」は求めているのではないでしょうか。
「時代が人物を生み出す」という「歴史の力」を信じて、われわれ一般人は、日常の仕事を誠実に遂行する、ということにつきます。
この半年ほどの間に、積極的に「作り話」をするタイプの人に何人も会いました。
億単位の事業用物件の話を持ち込んでくる人達です。サギ師とまでは断定できませんが、結果としてそんな表現に近い感じです。
確実な根拠に基づかない「大型プロジェクト」構想を作り上げ、知恵や力を貸して欲しいといった案件です。
不動産に関わる仕事をしている者の責任・使命として、求められれば、あらゆる人に会うようにしています。
ただし、2回せめて3回までです。相手に十分に話をさせ、自分はストーリーを楽しみます。
相手は、うなずきながらストーリーを聞く私が話を信じこんでいると思いこむことが多いようです。
相手の話の矛盾点や事実無根をやんわりと、時には鋭く指摘するのは、2回目、3回目にお会いする時です。
近ごろは、年のせいか、最初だけお会いして、2回目、3回目は電話だけで済ませるケースが多くなりました。
職業としては、不動産鑑定士ですが、最大の関心事は「人物鑑定」です。
民主党の代表選挙、大変面白いドラマでした。2幕目を期待しましょう。
今日、これから、福島テレビの記者が取材に訪ねてきます。思うこと、本当のこと、本音をありのままに話すことにしています。
メディアの側は、そんな私を取材に値する人と見てくれているのでしょう。期待にに応えて、本音でズケズケ語ることにします。
ビジネスや各種交流会で名刺交換をした名刺の分類・整理は悩ましい問題の一つです。
職種や立場によっては、名刺を持たなくとも差し障りのない人も少なくありません。
つい最近までは、公務員といわれる人の多くは名刺を出さないのが当たり前でした。
10日ほど前、近くの社会保険事務所を年金のことで訪ねた時、女性の担当者が先ず名刺を渡してくれたのには、いささか驚きました。
年金問題で世の中の風当たりが強くなったことへの対応策の一つでしょうか。
初対面の人が、まず名刺交換をするのはビジネスの世界ではイロハのイですが、役所の窓口担当者が、訪れた人が名刺を出さないのに、名刺を出す行為には、違和感を覚えました。
普通のビジネスマンの場合、年間に300人ほどの初対面の人に会うでしょうか。受け取る名刺も200枚は超えるでしょう。
この名刺の分類・整理をしっかりと出来るか否かは、その後の仕事に大きな影響を与えることはまちがいありません。
誰でも、社会人としてスタートしたての頃は、受け取った名刺を大切にし、日付順か、五十音順に並べて整理するものです。
そのうちに、貰った名刺が1,000枚を超える頃になると、整理も大変になり、ましてや頭の中に記憶しておくことも無理になります。
35年ほど前、「手帳を秘書として使う」
( http://www10.plala.or.jp/tika-infre/techouihsyo.html )というテーマで記事を書いたことがあります。
手帳をフル活用することで、頭を「記憶装置」として使うのではなく、「判断装置」として使うことの大切さを説いた内容です。
その後、スケジュール管理から、仕事の「記録管理」まで、手帳を年に3~4冊は使い切ってきました。
この10年ほどは、秘書的役目をするスタッフの協力も得ています。
このスタッフの力を借りて、名刺の分類・整理もほぼ完璧な方法で実行しています。
まず、名刺を受け取ったら、その日のうちに、日付を記入することです。誰かの紹介で会った場合、用件や紹介者の名前もメモとして名刺に記入します。
30枚ぐらいまとまった時に、3枚ずつコピーを取り、日付順、氏名の五十音順、社名等の五十音順、業界別に分類ノートで整理します。
ただこれだけのことですが、10年、20年蓄積すると大きな効果を発揮します。
楽しい人生を送るコツは、「ヒト、モノ、カネ」を大切にすることだと言われます。企業経営ではこの3要素に加えて「情報」も大切な経営資源です。
実は、この大切な4要素は並列的にみるのではなく、「ヒト」という最も大切な要素を中心として構成されているという考え方が最近注目されてきました。
ビジネスを通した他人との交流は、まず名刺の交換から始まります。
この名刺の分類・整理を記憶力という頭脳の能力にまかせるのではなく、コピー機と分類ノートに全面的に委ね、頭はいつもクールに保ちながら、「判断装置」としてフル活用することが、仕事の能力を高め、楽しい人生を送る最大のキメ手ではないかとさえ思います。
いささか自慢話になりますが、この4つの名刺整理を同時並行的に実行するという手法は、私が考え出した「独創的」な手法です。
少なからぬ人にこの手法を薦めましたが実行する人は少ないようです。
世の中が「ヒト」で成り立っているということに気がつかないのでしょうか?
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