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 昨日、福島商工会議所の不動産業部会(この10年程、副部会長をやっています)のメンバー18名と一緒に、山形市の中心商店街である七日町の「街づくり」を視察してきました。

 

 まず、昼食を兼ねて、紅花の豪商として名高い長谷川家の母屋や蔵を活用した「紅の蔵」を見学しました。

 

 第三セクターである山形市開発公社のプロジェクトですが、開業4ヶ月で年間目標である1万3千人の入込客を突破したそうです。

 

 案内をしてくれたコーディネーターの堀野秀子さんは、このプロジェクトのために民間会社からスカウトされた人です。

 

 開業にあたってのコンセプト、ターゲット、店舗構成などの「企業秘密」を惜し気もなく教えてもらいました。

 

そば処「紅山水」は、行列ができる程の繁盛ぶりでした。中心商店街にありながら、駐車場も広く、悩みは、無断駐車・目的外駐車が少なくないことだそうです。

 

これも、考えようによっては、他の店の買い物客なわけですから、活性化には役に立っていると割り切る以外はないようです。

 

旧松坂屋デパートの空店舗活用プロジェクトは、立地条件の良さを活かして、高校生の若者から主婦、高齢者までをターゲットにした施設ですが、高齢者のフロアー以外は苦戦しているようです。

 

高齢者向け賃貸マンション「ガーデンテラス七日町」は、オープンしたという事情もあってか、入居者はまだ少ないそうです。

 

土地の所有者が建物の本体部分を建築し、テナント(山形県住宅生協)が、25年の定期借家契約で借り受けて、60才以上の入居者のサポートをするという方式です。

 

公的な助成を全く受けない施設のためか、35㎡(10.5坪)で約15万円と家賃はやや割高なようです。

 

山形市は、都市の特性としては、福島と喜多方の良さを併せたような良さを持った都市という印象です。

 

中心市街地の活性化に力を入れ、中心部に市内の老若男女に加えて、外部の観光客も呼び込もうという意気込みが感じられます。大いに学ぶことがありました。
 

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先週、土曜日の朝日新聞に懐かしい写真が載っていたのでご紹介します。
 
 左端に写っている学生が誰だか分かりますか?48年前の私です。米司法長官ロバート・ケネディ氏が大隈講堂で学生と公開討論会をした時の一コマです。
 
 日本のマスコミからは、「外国から来た賓客に対して礼を失した」と批判されました。ヨーロッパのマスコミは「沖縄返還を訴えるのは当然だ」といった冷めた反応だったと後で聞きました。
 
 なぜ、朝日が記事とあまり関係のないこの写真を使ったのかは分かりませんが、多分、社内の記事・写真データベースで「ロバート・ケネディ、写真」で検索した結果、この写真が出てきたのではないかと推定します。
 
 朝日の福島支局にいたことがあり、私と付き合いのあった記者の誰かが「文化部」か「経済部」にいて、好意的(?)に載せてくれたのかも知れません。
 
 この記事を見たことがきっかけで、何人かの懐かしい友人から電話をもらいました。
 
 コラムに写真を入れるようにした方が良いというアドバイスを時々いただくので、早速利用させてもらいました。
 
詳しいことに関心をお持ちでしたら「R・ケネディ氏との公開討論会」(http://takakan.blog.shinobi.jp/Entry/69/
をご笑覧下さい。
 

 小学4年生の頃でしょうか。学年末の通信簿(今でいう通知表)の性格欄に「傍若無人」という記載がありました。

 

 担任の先生は、旧制台北高校を敗戦で中退し、小学校で教鞭を執っていた熱血教師です。

 

 小学生の私には、通信簿を開いてみても、読み方も知らないし、その意味は全く分かりませんでした。何か「誉め言葉」が書かれているぐらいの理解だったのでしょう。

 

 家に帰り、姉に見せたところ、あまり誉め言葉ではなく「態度が大きい」「勝手な行動をする」という意味だと教えられました。

 

 難しい言葉を知っている先生だと、担任の先生が誉められたような記憶があります。

 

 この年になって、担任の先生は私の特徴・性格をよく見抜いていたと感心すると共に、感謝しています。

 

 少し大げさな表現をすれば、日本経済も、世界の経済も見通しのつかない時代を迎えています。

 

 囲りをキョロキョロ見回してみても、囲りの「空気を読んで」みても、先が見えるわけではないでしょう。

 

 「傍らに人無きが若く」、自分の信じる道を進むことこそが、今時代が求めていることではないでしょうか。

 

 今、「ネット不動産フロンティアノート」を書き進めています。

 

 不動産仲介業は、世の中にはなくてはならない仕事であるにもかかわらず、世間一般からは誤解され易く、信頼を得ているとは言えません。

 

 売買や賃貸の物件の絶対量が少なく、物件さえ確保すれば、買い手や借り手は次々に現れた時代の「悪しき慣習」が業界に対する「不信感」の最大の原因になったのでしょう。

 

 ネット不動産は、ホームページとメールを最大限活用することで、仲介業者とお客さまの関係を透明で公正なもの、信頼関係にすることができそうだと分かってきました。

 

 ネットを通して、より多くの、より良質の物件情報を発信し、お客さまの住宅取得のお手伝いを誠心誠意することで、業界に対する不信感も一掃できそうだということも見えてきました。

 

 60年も前に先生から頂いた「傍若無人」という言葉を誉め言葉、応援歌と勝手に解釈して、不動産仲介業の世界に「新風」を吹き込むべく、もう一踏ん張りする覚悟です。

 

 4月に入り、桜が咲いた頃に、このコラムを手みやげに、相馬に住む恩師を30年ぶりにお訪ねしようかと考えています。
 

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プロフィール
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高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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