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昨年10月、米国ダートマス大学の政治学の教授をしているリンド先生からメールが届きました。
 
 50年前、私がまだ学生の頃、訪日したロバート・ケネディ氏(米司法長官)との、早稲田大学の大隈講堂での「公開討論会」でのやりとりについて、インタビューをしたいとの申し出でした。
 
 2年前に、このコラムに「R・ケネディ氏との公開討論会」という記事を載せたのを見ての問い合わせです。
 
日米関係の中でのR・ケネディ氏の訪日の位置づけと、その中での早稲田大学での「公開討論会」について詳しい事情を研究しているとのことでした。
 
50年も前のことを詳しく調べ、研究テーマにしている人がいることが驚きでした。
 
通訳兼仲介役のランシガン・加藤玲奈さんを介してのメールでのやりとりが12回ほど続きました。
 
自分にとっても、学生時代の「悪業」を省みるよい機会と考えて、何事も隠さずに、すべてを語ったつもりです。
 
日本的な基準では、「男は自分を語らない」、「他人の評価にまかせよ」というのが「男の美学」であると考えられています。
 
日本男子の端くれの一人として、今までは、あまり弁明などはしないつもりできました。
 
しかし、今回、リンド先生から鋭い質問を数多く寄せられ、それに答える形で、しっかりと応答することになりました。
 
結果として、R・ケネディ氏との「対決」の真実に一歩近づけたのではないかと思っています。
 
自分の思いや主張を、しっかりと相手の心に届く言葉で語る。つまり、「情報発信」こそが、世界の標準であり、時代が求めているものだということを学びました。
 
リンド先生とランシガンさんの了解を得たので、私の個人的なホームページ上でメール・インタビューの全文を掲載しました。
http://www10.plala.or.jp/tika-infre/lind.htm
 
米国の若き女性政治学者の知性の広さと奥行きの深さ、その助手をされているランシガンさんの教養の高さと人柄を知る意味でも、ぜひ、ご覧下さい。
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ギリシャの財政破綻から始まったヨーロッパの金融危機は、米国や日本の経済にも大きな影響を与えそうです。
 
 街の書店のビジネス書コーナーには、財政破綻やインフレ襲来についての書籍が山積みになっています。
 
 ギリシャのGDP比の公的債務が1.7倍であるのに比較して、日本はGDPの2.2倍の国債や地方債を発行しているわけですから、国民が将来に対して不安を持つのは当然のことです。
 
 今年起きるか、3年後に起きるかは別として、大きな流れとしては、日本国家破産→日銀の国債直接購入→インフレという道すじはほぼ確定したと見ます。
 
 しかし、安心して下さい。国家が破産したとしても、企業や個人が破産するわけではありません。国の金庫に現金がなくなって、公務員の給料が払えなくなるだけです。
 
 ただし、国家破産の前後には、中央銀行(日銀)が通貨を大量に発行して、貨幣価値の下落=インフレが到来するというのが世界の先例ですから、インフレ対応策は十分に考える必要があります。
 
 年金は、額面は同じでも実質価値は半減する可能性がありますから、年金受給者にとっては大問題です。
 
 わが国で50~100%のインフレが起きたとき、住宅価格、不動産価格はどうなるのでしょうか。不動産はインフレ対策として有効なのか否かを考えてみました。
 
土地価格・住宅価格は、人口が大きく減らない地域では、2倍になりそうです。人口が毎年1%以上減る地域の不動産は、価格を維持しても、上がることはないと予想します。
 
 固定金利のローンで住宅を買っている30代、40代の世代は得をします。変動金利のローンは、期待インフレ率に比例して金利が上がるのでダメです。
 
 インフレの足音が大きくなるにつれて、金(ゴールド)、外貨預金、不動産に資金が集まると予測します。
 
 特に、金融資産の大部分を持つ60代以上の世代は、戦後の不動産ブーム、土地神話の時代に、得をした、損をしなかった経験を持っています。
 
 この世代の少なからぬ人々が、安定した収益が手に入り、しかも、インフレに強い収益物件に強い関心を持ちはじめているのを感じます。
 
 これからは、毎日のように、国家破産とインフレ対策が論じられる日々が続きそうです。
 
 2年余りにわたり書き続けてきた、ネット不動産フロンティアノートでは、今回、「未来戦略」として企業と個人の国家破産、インフレ対応策を取り上げてみました。
 
 詳しい分析・解説を知りたい方は(http://www.takakan.co.jp/netfudosan/frontier50.html)をご覧下さい。
このホームページで連載している「ネット不動産フロンティアノート」は、FDJ社の月刊誌「不動産業戦略」にもほぼ同じ内容で転載されています。
 
 福井県鯖江市のフジモト不動産様の店長ブログで、この記事の一部が紹介されていましたので、以下にご紹介します。
 
 
 
「今日のお昼休みに

「不動産業戦略」という小冊子をスタッフみんな(3匹込)で読みました

ホームページを中心とした仲介業の基本、という題目に注目しました

一部抜粋して備忘録も兼ねて紹介したいと思います


不動産仲介業に限らず、ビジネスの世界には「成功の方程式」は存在しない
世の中は大きく、しかも急速に変化している
変化を予測し、変化に備えることが求められている

できること、やるべきことは、企業や業界の存立基盤を確かめ
その変化の方向を見定めること

変化に適応するための大胆な試行錯誤こそが求められている
失敗を恐れず、むしろ、失敗を楽しむぐらいの心構えで試行錯誤に挑戦する
フロンティア、パイオニアを、時代は求めている

厳しい時代の戦略の本質基本は、生き残ること

(略)

声に出して読みながら
うんうん、とスタッフみんなでうなずきながら
今フジモト不動産スタッフみんな(3匹込)で取り組んでいること
実際によい流れ、結果があらわれてきていること
などを確認していきました

なによりも、フジモト不動産という会社を存続させていくことが大切です
存続していくために、持久戦で勝ち続けていくために
毎日の業務をしっかりとこなし
好循環、よいサイクルをつくりあげていきたい、と感じています」
 
 
 
 フジモト不動産様のホームページは写真や絵図も多く、親しみやすさを感じるものです。
 
 これからも、全国の同業者と意見交換を活発に行い、お客様本位の不動産仲介業の発展のために、もっともっとがんばらなければと、決意を新たにしました。
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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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