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数日前の福島民報新聞の「民報サロン」に、大玉村にお住まいの行政書士の方が書いた「無料でいいんですか?」という随筆が載っていました。
 
 この方は、事務所の入口に「相談は無料です」との看板を掲げて、「行政手続」「土地関係」「金銭貸借」「相続」「家庭内問題」と幅広く近所に住む人の相談にのっている方のようです。
 
 相談を終えたお客さまの多くは、「・・・あれだけ聞いて、教えてもらって、無料でいいんですか?」と聞くそうです。
 
「採算とれるんですか?」「ボランティアですか?」「無理してないですか?」と心配されることも多いとのことです。
 
「行政書士」という知的サービス業は、「口コミ広告」が唯一・最大・最も有効な「広告手段」なのだそうです。
 
その時の相談料は無料でも、相談に来たお客さまが、その行政書士事務所の宣伝部長、営業部長として、広く世間に伝えてもらえるので、結果としては安い「広告料」だということでした。
 
私も、不動産鑑定士として40年近く仕事をしてきましたが、相談料を受け取ったことはほとんどありません。
 
自分の専門知識や経験が、お客さまの役に立つ、世の中のために少しでも役に立つということは、金銭に代えられない「満足感」があるからです。
 
「不純な動機」としては、無料相談で得るものがあったお客さまが、わが社の「営業部長」として大いに活躍してもらうことを期待していないと言っては、ウソになります。
 
いずれにせよ、「無料相談」なり「無料査定書」なりで、世の中に「貸し」を多くつくれば、いずれの日にか、その「貸し」は数倍になって戻ってくることを体験的に理解しているということも理由の一つです。
 
「情けは人のためならず」という言葉を、母親から何度も言い聞かされたことがなつかしく思い出されます。
 
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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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