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数日前、飯舘村の菅野典雄村長の記者会見の様子をテレビで見ました。
 
政府や東京電力の発表が通り一遍で、村民や関係者が一番知りたいと思っていることが伝わってこないと、穏やかな口調でしたが、厳しい内容の批判をしていました。
 
記者会見の最後に菅野村長は、東京電力は、ぜひ「心のこもった情報発信」をして欲しいと強調していました。
 
村長とは、飯舘村の職員だったころからの知り合いです。たしか、企画担当の部署にいて、村づくりの構想などを熱く説いていたのが印象的でした。
 
「心のこもった情報発信」という村長の言葉にこめられた、「中味」と「表現力・発信力」に、同席していた解説者も心を打たれた様子でした。
 
厳しい状況の中で、村民の生活と安全を守るために懸命の努力を続ける菅野村長が、この体験を村民と共に乗り越えて、一回りも、二回りも大きな政治家として育って欲しいと願うばかりです。
 
「心のこもった情報発信」という菅野村長の言葉から、私は、少なからぬことを学びとることができました。
 
ホームページを中心として情報発信を行っている仲介業者としての立場から学んだことです。
 
情報の受け手=お客さまの立場に立った「情報発信」が大切だということ。
 
そのためには、相手の心に届く、相手の心を動かす、つまり、心を伝える情報とその表現力、発信力が大切だということです。
 
何でも、自分の仕事に役立てたいという意欲の出すぎた学びかたに「過ぎる」とは感じますが、ホームページ中心のネット不動産を何としても軌道に乗せたい、成功させたいと時間と能力の大半を使っている身としては止むを得ないことだと「自己弁護」しています。
 
おかげさまで、ホームページによる情報発信を中心に据えた、ネット不動産の「理論と実践」を綴った「ネット不動産フロンティアノート」は、同業者のあいだで好評なようでして、「浅見書房」による電子出版の第1号として出版されることになりました。
 
自分の考えていること、実行・実践していることが、どの程度、業界や世の中に受け入れられるのかが分かる試みとして大きな楽しみです。ご期待下さい。
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不動産を探したり、仲介業者を調べたりするお客さまの90%ほどはインターネット・ホームページを利用する時代になりました。
 
逆に言えば、新聞折込広告や案内看板を見て物件を選んだり、業者を選ぶお客さまは10%程度までに少なくなったということです。
 
この5年程のあいだのインターネットの急速な普及がもたらした変化の一つです。
 
さらに、もう一つの大きな変化がありました。それは、お客さまが仲介業者のホームページを訪れる目的の変化です。
 
従来は、希望する地域内の物件情報を探すために、お客さまは仲介業者のホームページにアクセスするものだと信じられていました。
 
たしかに、インターネットの普及期には、その通りでした。しかし、インターネットが全世帯の90%強に普及した現時点では、お客さまの目的が変わってきたと強く感じます。
 
お客さまの本当の気持ち、隠れた本心、潜在意識では、信用に値する仲介業者、信頼できる会社や営業スタッフを探しているのではないでしょうか。
 
今、ネット不動産フロンティアノートの第9章「ホームページの運営」について書き進めています。
 
不動産仲介業者のホームページの最大の目的は、ホームページを訪ねてくれたお客さまの信頼を獲得することにあるのではないか……、ということを論点にして書いているところです。
 
しかも、「信頼の獲得」はどんなビジネスでも最も難しい課題であり、永遠のテーマです。ましてや、不透明感の強い不動産業界で仕事をしていく上では最大かつ最も困難なテーマではないかと、つくづく思います。
 
アパートや賃貸マンションを探す場合は、物件情報優先で探すのが一般的だと言われています。
 
しかし、生涯一度の、しかも高額な買い物である「住宅取得」に際して、お客さまが探すのは、まず信頼できる不動産仲介業者ではないかという「仮説」を立てて考えると、ホームページ運営の課題が見えてくることに気づきました。
 
物件情報は各社のホームページ上に溢れています。しかも、同じ物件が載っているケースも少なくありません。マーケットは買い手主導であり、時間をかけてじっくり探すお客さまにとって有利な時代となりました。
 
こんな時代の変化の中で、お客さまは物件選びよりも、まず信頼できる業者選びの方に意識が変化してきたのではないかという考え方・「仮説」です。
 
仲介業者としては、正確で速い物件情報を数多くホームページ上で提供することが第一の仕事ですが、その中で、お客さまからの信頼を得る材料、手がかりも提供することも、それ以上に大切なことではないでしょうか。
 
お客さまにとって、仲介業者選びが物件選びより優先する、お客さま自身の考え方もそのように変化した(しつつある)という「仮説」が正しいとすれば、不動産仲介業者のホームページ運営は根本から変化をせまられそうです。
 
そこで、このコラムの読者の皆さんにお願いがあります。お客さまの立場として、ホームページを訪ね、探す目的は、物件選びか、仲介業者選びか、その優先順位はどちらかについて教えていただきたいのです。メールでも電話でも結構です。来店してお話いただければ大歓迎です。
 
併せて、当社のホームページやコラムについての感想やご意見をいただければ幸甚の至りです。


******** ご連絡はこちらまで。*********
 
ホームページ中心の仲介業に切り替えて2年半が経過しました。おかげさまで、月に延べ5,000人ぐらいのお客さまに見ていただいております。
 
ホームページは、インターネット時代の放送局だと気が付きました。番組の内容(コンテンツ)が良ければ、お客さまはダイヤルなりチャンネルなりを合わせて見たり、聞いたりしてくれます。
 
見るに値しない内容だと判断されれば、二度と見てくれません。
 
不動産仲介業のホームページは、お客さまに役立つ鮮度の良い物件情報をいかに速く発信できるかが勝負です。
 
そのためには、受信アンテナを高くし、感度も良くする必要があります。つまり、物件情報の収集能力を磨かなければならないわけです。
 
集めた物件情報をそのままタレ流したのでは「放送局」としては失格です。プロの目で物件の見きわめをして、物件の良い面だけでなく、マイナス面もしっかりとお客さまに伝えるのがプロの仲介業者の役目だからです。
 
テレビやラジオの放送局と違い不動産仲介業者の放送局・ホームページは、2~3人のスタッフで運営しています。
 
アパートやマンション等の賃貸情報と中古住宅、中古マンション、土地等の売買情報に守備範囲が限られているから少人数でも運営できるわけです。
 
発信する情報は専門・特化した狭い範囲の情報ですが、情報の伝達範囲は決して狭くありません。文字通り、全世界に情報は伝達できます。
 
広く、日本全国のお客さまが小社のホームページを見にきてくれます。西は広島のお客さまから、春の受験シーズンや移動シーズンには北海道から九州まで、広い範囲のお客さまから問い合わせがきます。
 
「福島市・不動産」で検索するとヤフーでもグーグルでも1~2位で表示されます。
 
そのせいでしょうか、福島市内に土地や建物を所有しているが、福島には戻る予定がないので、売却したいという相談が多くなっています。
 
不動産鑑定事務所の仲介ということで、売却価格の査定も適正だろうと「評価」されているのかもしれません。
 
インターネットを活用した不動産仲介業のあり方やその将来性について、自分自身の勉強も兼ねて「ネット不動産フロンティアノート」( http://www.takakan.co.jp/frontier.html )をホームページに書いています。
 
月刊誌「不動産業戦略」に連載されていることの効果もあってか、全国でかなりの人に読まれているようです。
 
不動産仲介業に従事している人だけでなく、不動産を購入しようと考えている一般のお客さまにも役立つような内容になるよう書いてきたつもりです。
 
インターネットは仕事のやり方を変えただけでなく、世の中の消費行動・購買行動にも大きな影響を与えています。
 
これからはインターネットをビジネスの中心に据えた、ネットビジネスが一層発展するとの予測が強くなっています。少なくとも、流通の世界ではインターネットを無視しては事業が成り立たなくなるのではないでしょうか。
 
ネットビジネスに従事している、あるいはこれから始めようとする人にとっても役立つ内容になるよう心がけたつもりです。
 
関心のある方は、ぜひ、ご笑覧下さい。
 
締めくくりは、自己宣伝の「放送局」になりました。(^-^)
 
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プロフィール
HN:
高橋雄三
性別:
男性
職業:
不動産鑑定士
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